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お腹を使って力を生む感覚とリリースをうまく合わすイメージを掴む筋トレ『プライオボールスロー』【革新的投球パフォーマンス】

Text:高島誠

筋出力トレーニング④
プライオボールスロー

【ナゼやるの?】プライオボールは硬式球より重いため(150g~1kg)、腕の力を使いにくい。その分、お腹を使って力を生む感覚と、リリースをうまく合わせるイメージをつかめる。

まずは壁の目の前から正面スロー。グローブをつけ、実際のピッチングと近い状態で感覚を身につけよう。


正面を向き、最初から左足に体重を乗せた状態にしておくことで、お腹が引 っ張られる感覚をつかみやすくなる。


トップの状態から、お腹が引っ張られて、ハムストリングと足の外旋を効かせた力も伝えてリリースへ。腕で力を生むのではなく、お腹も使う感覚を養う。


次は前足トップの状態からリリース。前足を踏み出し、トップを作る。


お腹が十分に引っ張られ、そこから生まれた力を胸郭、腕に伝えてプライオボールを壁に向けて投げていく。


前足トップをうまく作るには股関節の柔らかさが必要。ボールをリリースし、フォロースルーまでしっかり行う。


出典:『革新的投球パフォーマンス』高島誠

『革新的投球パフォーマンス』
著者:高島誠

「高校生なら誰でも140km/hを投げられるようになる」という命題に明確な回答をする超実践本!近年成長著しい広島県私立武田高校で強化メニューを担当するトレーナーの高島誠の下には、山岡泰輔投手や高橋礼投手というプロの投手たちもシーズンオフにトレーニングにやって来ます。高島はどんな指導をして成長に導いているのか。その考え方や練習&トレーニング方法を写真とQRコードで詳しく解説!

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