朝、まず最初にやるべきことは、「To Doリスト」をチェックして優先順位を付け、その日の仕事のスケジュールを考えることです。
もちろん、「To Doリスト」は1日中ずっと何度も見直すことになりますが、1日の最後、退社する前にも、必ず見直さなければなりません。
つまり、その日の達成度をチェックして、反省し、翌日につなげるのです。
朝の時点では、あくまでも「その日やる予定の仕事」を書き出したリストですが、実際に予定どおり全部達成できたのかを見返します。
もし、やり残した仕事があれば、当然のことながら、その仕事は、翌日の「To Doリスト」の上位にくるはずです。
また、やり残した仕事について、「なぜできなかったのか?」についても必ず考えます。
たとえば、その仕事にかかる時間の予測を誤ったということもあるでしょう。また、自分のスキルが、思ったほど十分ではなかったかもしれません。
いずれにしても、自分の能力を振り返るための、ひとつのきっかけになります。
あるいは、予定外の仕事が入ったということもあります。
予定のなかった来客や打ち合わせが入るとか、思いがけない電話があって長話をしてしまったなどということは、よくあります。それもまた、自分の反省の材料になります。
ともかく、その日残ってしまった仕事は、翌日以降に挽回しなければなりません。
そのために、1日の最後に、もう一度、「To Doリスト」をチェックしてください。
【出典】『面白いほど役に立つ 図解 超一流の時間力』
著者:安田 正 日本文芸社刊
執筆者プロフィール
安田 正(やすだ ただし) 株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役。早稲田大学グローバルエデュケーションセンター客員教授。英語のほか、ロジカル・コミュニケーション、プレゼンテーション、対人対応トレーニング、交渉術などのビジネス・コミュニケーションの領域で、上場企業、官公庁を中心に1700の会社、団体でのセミナー講師、コンサルタントとしての指導実績を持つ。また東京大学、京都大学、一橋大学でも教鞭を執る。
終わらない仕事から即解放!時間を味方に付けると、あなたの夢が実現する!毎日がワクワクしてくる魔法の時間管理術。70万部の大ベストセラー『超一流の雑談力』(文響社)で人気のコンサルタント、安田正が成功を手に入れるための時間管理のコツを解説。仕事効率をUPさせるスキルとは?やる気あふれる1日にするには?目標・計画を達成させるには?など、5つの目的別に、超一流の人が実践している「時間ルール」をわかりやすく図解しました。時間に追われたくない人、仕事を楽しみたい人、夢を実現させたい人、必読の書。
公開日:2022.10.09