G1スウィングでクリーンヒット連発!アマチュア診断
アマチュア:小野七海さん(26歳)
○板橋繁プロのスウィング診断とレッスン
ビギナーの小野さんは打つ際に身体が伸び切り、力のベクトルが下から上の「あおり打ち」になっていた。
この打ち方はマットの上では打てても芝の上では打てない「実戦で使えない」スウィング。
まずは正しくボールにコンタクトできるようになる必要があったため、板橋プロは腰から腰の振り幅でボールを打つ練習を繰り返させた。
○レッスンのビフォー・アフター
アドレス、バックスウィング、フォロースルーと1つずつ形を教えていく度に見違えるようにボールに当たるようになり、レッスン開始から20分が経過する頃にはクリーンヒットを連発するまでにレベルアップした。
●右隣の人と握手するようにバックスウィングする
日本式スウィングのアマチュアゴルファーに多いのが「よっこらしょ」といった感じでクラブを持ち上げるようなバックスウィング。これでは腕と身体が同調しないので安定しません。
正しいイメージとしては、両腕で胸を挟んだまま右隣の人と握手するような感じでバックスウィングします。その際、右ヒザが流れないように注意してください。
フォロースルーにかけては両ヒジが身体から離れないように目標方向ではなく左に振っていきます。これが「スウィングレフト」です。
スウィング中、常に両ヒジが身体から離れない意識を持つだけでスウィングが大きく改善します。
出典:『ゴルフレッスンプラスvol.12』
【レッスンプロ情報】
●板橋繁
Gold One Golf Schoolディレクターオブゴルフ。全米ゴルフ教師インストラクター協会日本支部 (USGTF JAPAN) 主席試験官。1967年生まれ。日本体育大学大学院体育学修士課程修了。日体大ゴルフ部時代は同期の伊澤利光プロとともに活躍。卒業後は日体大ゴルフ部コーチ兼スポーツトレーニングセンターに勤務し、オリンピック選手とプロゴルフアーのトレーニングを指導。1995年に渡豪し、ヒルズ学園高校ゴルフ部監督に就任。ジュニアゴルフの育成と数々の勝利に貢献する。2002年からは、豪州のトッププロ養成学校 A Game Golf Academy 日本人担当コーチを務めた。運動力学を主体にした独自のコーチング理論とメンタルコントロール論を確立し、ツアープロのコーチングも担当する。
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公開日:2022.05.11