LOVE SPORTS

  • HOME
  • 書籍
  • 様々な兵法を生み出した孫氏はどのような時代を生きたのか?【孫氏の兵法】

様々な兵法を生み出した孫氏はどのような時代を生きたのか?【孫氏の兵法】

Text:島崎晋

厳しい中国の時代に行きたい時代の君子

孫武は春秋時代末に長江下流域で勢力を張る呉ご王闔閭に軍師として仕えたが、その時期と場所こそが孫武の兵法を生み出す要因となった。春秋時代は周王の実力と権威が下降線をたどり続けた時期。外敵を迎撃するにはそのときどきの最有力諸侯を盟主として擁立せざるをえず、当初は黄河流域の、いわゆる中原諸侯が入れ替わりその役割を担っていた。ところが、春秋時代も半ばを過ぎると、長江流域諸侯の台頭が目覚ましく、中流域の楚そをはじめ、下流域の呉や越えつも盟主の座をうかがうようになった。

長江流域諸国の台頭は戦術の変化をもたらした。それまでの戦争では二頭の馬で引く戦車が軍の中核を占め、戦場は視界の開けた平原に限られ、勝敗は戦車戦の帰き趨すうにより決せられたのが、長江流域では沼沢地が多いことから戦車は補助手段にすぎず、軍の中核を占めたのは歩兵だった。

歩兵であればでこぼこの悪路はもちろん、戦車が走れない山中や森林でも進軍できる。戦車とは比較にならない行動範囲を誇り、戦場も平原である必要がない。このため長江流域諸国の戦術は多様性に富んでおり、それにかんする指南書として最初に著あらわされたのが孫武の兵法書『孫子』だったのである。

戦車戦に慣れ親しんだ将兵に、歩兵の有効活用法を教える手引書が必要とされ、その需要に最初に応えたのが『孫子』だったのだった。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 孫氏の兵法』 監修:島崎晋

『孫氏の兵法』はこんな人におすすめ!

・孫氏の兵法を勉強してみたい
・ビジネスで役に立つ考え方を知りたい
・勝負ごとに勝つための思考を身に着けたい

以上の方には「図解 孫氏の兵法」は大変おすすめな本です。

「孫子の兵法」を集めた『孫子』が編纂されたのは今から2500年以上も前です。それが今なお読み継がれている理由はずばり、
現代社会の様々な場面で応用が利くからです!

孫氏の兵法が出された時代は戦争の真っただ中でした。ですので、孫氏の兵法は「いかに勝負ごとに勝つのか」という点に集中しております。翻って現代社会に目を向けると様々な勝負ごとがあります。身近な例でいえば、受験戦争や職場での出世競争、スポーツ競技、自然災害の克服など、現代人は多くの勝負事を避けて通ることができません。

本書では、多くの人が知っておくべき「孫氏の兵法」について、徹底的に解説します。現代の社会にも十分に通用し、今なお多くの人が参考にしている孫氏が編み出した考え方を一緒に学び、厳しい現代社会に生きる上での活路を見出しましょう。

何事にも二面性があることを忘れてはいけない!

様々な教えがある「孫氏の兵法」ですが、ここでは「利に雑うれば、故ち務め信なる可し」という教えについて解説します。

物事には例外なく、「利益と害悪の両面」があります。利益だけに目を奪われていては、いつか必ず大きな失敗をするし、逆に害悪ばかりを気にしていると、何一つ事が進捗しませんしかし、知恵ある人間は、常に「利益と害悪の両面」を考慮に入れながら行動をするので、さしたる困難に直面することなく、物事を計画どおりに進めることができるのです。

過信せずに用心し続けることの大切さ

またこの部分で孫氏は、「過信は慎重さを失わせる」とも説明しています。人間は、どんなに教養や経験を積もうとも、それに比例して思慮深くなるとは限りません。むしろ過信に走る者のほうが多く、そこにつけ入る隙が生じてしまいます。ゆえに本当に見識のある人間は、聞き心地のよい言葉を並べ立てられたときは警戒心を募らせ、相手の術策にはまらぬよう用心します。

シリーズ累計220万部は伊達じゃない!豊富に使われた図解の圧倒的わかりやすさ

「図解 孫氏の兵法」」と銘打っているだけあって、図解がふんだんに使われています。

右ページに文章、左ページに図解で解説という形で全頁が構成。

さくっと読めてしまうのに、しっかりとした専門家の知識を身につけることができるのが最大の魅力です!

この「眠れなくなるほど面白い図解シリーズ」は220万部を突破している大ヒットシリーズです。

日々の生活の必須知識として家に置いておきたい一冊!

ビジネスや勝負ごとに臨む際、「孫氏の兵法」はとても参考になります。この厳しい現代社会を生き抜くうえで必ずやあなたの助けになってくれるはずです。この一冊を読んで、一緒に孫氏の考えの神髄を学びましょう!

現代社会に役立つを考え方が満載の1冊!ぜひ『眠れなくなるほど面白い 図解 孫氏の兵法』をご一読ください!

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 孫子の兵法』
著者:島崎晋

新紀元前500年頃、孫武が勝負は運ではなく人為によるとし、その勝利の法則を理論化した兵法書。情報分析や見極め、行動の時機やリーダー論等、現代に通じるものとして今も人気が高い。「名言」を図解でわかりやすく紹介する。

芝山ゴルフ倶楽部 視察プレーのご案内