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ハンドファーストインパクトを自分でチェックできる方法とは?【最強インパクトを作るうねりスイング/三觜喜一】

Text:三觜喜一

フェースを全開にしたウェッジで低い球が打てるか?

ハンドファーストに球をとらえらられているかどうかをチェックする方法を紹介しようと思います。

使用するクラブは58度60度などのロフトのあるウェッジで、まずはこれ以上開けないというくらいフェースを開きます。

この状態のアドレスから低く飛び出す球を打てるかどうかというのが、その方法です。

「そんなにフェースを開いたら球が右に飛んでしまうのでは?」と思うかもしれませんが、ロフトの寝ているクラブの場合、フェースを開いても面自体の向きはあまり変わりません。

スコアラインの向きを見ると右を向いているので、右に飛びそうな気がするかもしれませんが、それは錯覚で、フェースはほぼまっすぐターゲットを向いているのです。

アマチュアの人たちのウェッジの多くにスコアラインには白い線が入っていますが、あれが誤解を招くもとで、あんな線があるからこそみんな悩んでしまうのです。

プロのウェッジには線が入っていませんが、それはいろいろな方向でフェースを使おうとするからで、どんなに開いていても、球はまっすぐ飛びます。

ロフトの立っているクラブを開けば球は右に飛びますが、ウェッジはフェースを開いていても、さほど右には出ないことを理解してください。

というわけで、フェースが全開の状態からでも、正しくスピネーションを入れて打つと低く打ち出すことができ、これができればハンドファーストにとらえられているということです。

ちょっとでも開く動作が入ると本当に右にすっ飛んでいきますし、ボールの下を潜ってしまったりしますから、低くまっすぐ球が出るように練習してください。

出典:『最強インパクトを作る うねりスイング(世界基準のゴルフを身に付ける!)』著/三觜喜一

【レッスンプロ/出演者情報】
●三觜喜一
1974年神奈川県生まれ。日本プロゴルフ協会認定ティーチングプロA級。1999年よりジュニアを精力的に指導。独自のエクササイズやドリルが多くのゴルファーから共感を得ている。辻梨恵をはじめ多くのツアープロも指導。2014年、日本プロゴルフ協会ティーチングプロアワード功労賞受賞。

【書誌情報】
『最強インパクトを作る うねりスイング(世界基準のゴルフを身に付ける!)』
著者:三觜喜一

「ゴルフスイングの習得には、スイング中の4つの連続動作を行うことが重要」という、著者のスイング理論を数多くのカラー写真を交えてわかりやすく紹介。写真の他に、QRコードで連続動作がよくわかる動画が見られる! また、「うねりドリル」「かご練」など、スイング作りに不可欠な著者独自の練習ドリルも収録。ベストセラーとなった著者の前著『ゴルフは直線運動で上手くなる! 』を補完する、スイングメソッドを完全解説し、B5判という大きな紙面、300ページ近い本書は、ゴルフ初心者から経験者のスイングの見直しに必ず役立つ一冊だ。

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