10秒かけて「徐々に力を入れて、徐々に力を抜く」
一気に押して離すはNG。筋肉が硬直してツボに届きません。ゆっくりと押すと、筋肉が緩んだ状態で指がツボに入りやすくなります。また、ゆっくりと押し
ながら息を吐くことで副交感神経が働き、降圧効果が高まります。
ツボ押しの効果を最大限引き出すには「正しい位置を正しい角度で押す」ことがポイントです。ツボは神経の集中する場所にありますが、神経はとても脆もろいため、多くはガードされるように骨の内側を通っています。ですからツボを探すときは、骨をたどっていくと見つけやすくなります。
次に押す角度も大切です。ただ上から押すのではなく、ツボの位置の骨の内側に指先を押し込むようにしましょう。押した瞬間、「ツーン」という感覚が走ればビンゴ。正確にツボを押せた証拠です。
ツボは神経刺激なので、強く押せば効くというものではありません。あくまでも「イタ気持ちいい」程度の力加減で効果はあります。押すときは5秒かけて息を吐きながら少しずつ力を加え、指を離すときも息を吸いながら5秒かけて徐々に力を抜きます。
出典:『1週間で勝手に血圧が下がっていく体になるすごい方法』
【書誌情報】
『1週間で勝手に血圧が下がっていく体になるすごい方法』
監修:加藤 雅俊
いまや現代病とも言われ、高血圧患者はおよそ4300万人いるとも言われています。血圧は健康診断などで指摘されても、すぐに病気になったり状が現れるわけではないため、放置したり、降圧剤を飲んで数値を改善している人も多いのではないでしょうか。降圧剤に関しては数値が下がっても飲まないと元に戻ってしまったり、予防としても一生涯飲み続けることになる場合が多く、医療費がかかったり、通院にはそれなりの時間もかかります。そんな高血圧に悩む人たちに向けて、本書では血圧本で数々のベストセラーを出している著者による、“薬いらず”“減塩なし”で、誰でも簡単にできる血圧がみるみる下がっていく“最強1週間プログラム”を紹介します。血圧が高くなる原因には『身体』と『心』の二つがあるため、まずは自分の血圧はどちらが原因で高くなっているのか簡易チェック!その上で、肺から血圧にアプローチする『胸郭ストレッチ』、押すだけで10以上下がる『降圧ツボ』、心も体も整う『加藤式呼吸法』など、時間もかからず誰でも即できるのに、驚くほど効果がある方法を毎日取り入れやすい1週間プログラムにして紹介します。さらに一回下がっても元に戻らないために、しっかり正常な血圧を維持していくプログラムも紹介。
高血圧で薬をやめたい方、薬を飲むか迷っている方、減塩せずに食事を楽しみたい方など、高血圧に悩んでいる方にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。
公開日:2024.03.31