24時間以上のずぼら断食がダイエット&体質改善に効く
空腹時間が16時間を超え、24時間、30時間と長くなると、脂肪燃焼モードが強くなります。体内にあり余っている脂肪を燃やす力が増加し、体重や体脂肪率の減るスピードがより速く、効率化されていくのです。
たくさんの人が『月曜断食』で成功した理由のひとつが、結果の出る速さではないでしょうか。以前、鍼灸院に通われている人の変化に接する機会がありましたが、週単位で体のシルエットが変わり、体質が整っていく様子に感動すら覚えました。ほかにも2週間後にきた最初の月経が驚くほど軽かった、腰の痛みや倦怠感といった長年の悩みが短期間で解消されたなどの声も聞いています。
ですから、スピード感を持って体を変えていきたい、長いスパンで頑張るのが難しいと思う人には、「24時間断食」や「30時間断食」をおすすめします。
もし、やってみて、「かなりつらい」「早々にドロップアウトしそう」なときは、週で「24時間断食」を「16時間断食」に、「30時間断食」を「24時間断食」に変えてみましょう。
反対に、「24時間断食」なんて余裕だったという人が、翌週「30時間断食」にチャレンジするのもありです。自分の体と相談しながら最適な方法で続けてください。
24時間断食・30時間断食に1ヵ月間挑戦
24時間断食
体 重:44.2kg → 42.0kg(-2.2kg)体脂肪率:27.1% → 25.0%(-2.1%)
昼はたんぱく質、夜は野菜スープをメインにし、食事をするタイミング(本当に空腹か?)を考えて食べるようにしました。美食日には自作のパンをつくって食べる楽しみも忘れませんでした。
体 重:59.9kg → 58.05kg(-1.85kg)体脂肪率:33.0% → 32.1%(-0.9%)
食事の内容や就寝時刻には特に気を配り、体がすっきりして気持ちいい感覚を忘れず節制しようと心がけました。空腹感は気持ちよく、翌朝のヨーグルトがとてもおいしく感じられました。
30時間断食
体 重:56.5kg → 52.4kg(-4.1kg)体脂肪率:31.3% → 29.6%(-1.7%)
結果が出たことで自己肯定感がアップしました! ずぼら断食でやせられる安心感があり、「やせなきゃ」と考えなくなったことも大きいです。肌質がよくなったのも嬉しいです。
体 重:59.0kg → 55.0kg(-4kg)体脂肪率:33% → 29%(-4%)
すぐに体重や体調によい変化があったため、「今まで何をやってもダメだった」「もうどうしようもないのかも……」という焦りのような精神状態が消え、楽しんでとり組むことができました。
体 重:65.1kg → 60.1kg(-5kg)体脂肪率:35.8% → 35.6%(-0.2%)
爪が白くもろかったのですが、特にケアしなくても健康的なピンク色になり、爪が欠けることも滅多になくなりました。精神面ではイライラが減ったと思います。最終的に-5kgを達成できました。
『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』はこんな人におすすめ!
・無理せずに痩せる方法を知りたい!
・どんな食事をしてダイエットをするべきか知りたい
・ダイエットのおすすめメニューを知りたい
以上の方には大変おすすめな一冊です!
そんなに食べてないのに太る本当の理由
「そんなに食べていないのに体重が減らない」「カロリーを抑えて食べているはずなのに太ってしまう」という声をよく耳にします。努力している人には酷かもしれませんが、食事に気をつけているつもりでも、じわじわと体重が増えていく、あるいは、理想の体重以上の体重がありなかなか減らないという場合、自覚のあるなしに関わらず、食べ過ぎていることがほとんどです。
食べ過ぎと聞くと、食べる量をイメージする人が多いと思います。確かに、お腹がパンパンになるまで食べればそれは食べ過ぎです。ですが、油たっぷりの揚げ物や炭水化物が多めの食事など、次の食事までに胃で消化しきれないようなものを食べたり、量が少なくてもその日の活動量で消費しきれないくらい高カロリーなものを食べたりした場合も、実は食べ過ぎなのです。
食べ過ぎチェックリスト
ずぼら断食で体を改善していくにあたり、まずはスタートラインに立つことから始めましょう。ダイエットの基本でもありますが、やせたいと思ったら自分の食生活を把握すること。下の「食べ過ぎチェックリスト」を使うと、簡単にセルフチェックができます。食べ過ぎなのか、食べ方のクセがあるのかを確認してみてください。
□ 1日3食、ほぼ決まった時間に食べている
□ 舌にたっぷりと白や黄色の苔こけがついている
□ 満腹になるまで食べないと食べた気がしない
□ 午後のおやつ、または夕食後のデザートやスナックがルーティーン
□ 食べてから2時間以内に眠ることがよくある
□ 早食いの自覚があり、大低20分以内で食べ終わる
□ 昼食から1〜2時間後に強い眠気を感じることがしばしばある
□ よく噛んで食べようと意識したことがほぼない
□ 唐揚げやコロッケなど油で揚げた料理が大好き
□ 毎日、夕食に炭水化物(ごはん、麺類、パン、粉物など)を食べている
本書では痩せるために意識すべき食事術の話を多数掲載してます!気になる方はぜひ手に取ってご覧ください!
出典:『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』
【書誌情報】
『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』
著:関口 賢
運動不足や日々の生活の忙しさなど、さまざまな理由で太ってしまった、さらに「何をやっても痩せない…」という人も多いと思います。そんな人に向けて、本書では10万人以上を痩せさせてきたダイエット専門鍼灸院の総院長である著者が考案した、自宅でできる究極のダイエット法『ずぼら断食』を紹介します。人間は食べることが必要不可欠ですが、食べることで不健康にもなります。体のためにと思って食べていたことが、逆に体の負担になってしまっていることもあり、それが肥満や不調の元になっているのです。まずは食べないことがどのような健康効果をもたらすのかを徹底解説。そのうえで、誰でも簡単に取り入れられる8時間断食から、痩せて体質改善もできる16時間断食、ストンと痩せて体がリセットできる24時間断食、さらにストイックにガッツリ体重を落としたい人向けの32時間断食など、自分自身の目的とやりやすさに合わせた4つのプログラムから選択できます。栄養過多な状態にある体を断食で一度リセットすることで、何をしても痩せなかった体がみるみる痩せていくだけでなく、慢性的に感じていた不調や健康診断の数値も劇的改善できます!ダイエットでなかなか結果がでない人も、疲れやすかったり、原因不明の謎の不調を抱えている人などにもぜひ手に取って頂きたい一冊です。
公開日:2024.06.18