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第18回 田辺・弁慶映画祭の上映プログラム決定。今年は特別審査員に武田梨奈さん・藤原季節さんが初参加!

田辺・弁慶映画祭実行委員会
招待作品6作品と応募175作品の中から選考を通過したコンペティション部門入選8作品を上映します。コンペティション部門については、選考後、弁慶グランプリを含む各賞を決定します。




田辺・弁慶映画祭実行委員会(実行委員長:中田 吉昭)が主催(共催:和歌山県田辺市)する第18回 田辺・弁慶映画祭は、2024年11月8日(金)から11月10日(日)までの3日間、紀南文化会館(和歌山県田辺市)にて開催します。
https://tbff.jp/
■田辺・弁慶映画祭とは
田辺・弁慶映画祭は、2007年から紀南文化会館(和歌山県田辺市)を会場に開催している映画祭で、本年で18回目を迎えます。映画産業を担う「次世代監督」や「映像作家」の作品、地元に関係した映画または映像作品の上映等をはじめ、映画祭を切り口とした様々な活動を通じ、市民・映画関係者・本市への来訪者との交流推進、連携の創出、また映画文化の振興を図るとともに、地域の活性化に寄与することを目的としています。
映画有識者で構成され、【弁慶グランプリ】【俳優賞】を決定する特別審査員(特別審査員委員長:掛尾 良夫)に、武田梨奈さん、藤原季節さんが参加します。



武田 梨奈(たけだ りな)さん09年、「ハイキック・ガール!」で映画初主演。15年「第24回日本映画プロフェッショナル大賞」新進女優賞をはじめ、数々の映画賞を受賞。主な出演作は映画「デッド寿司」(13) 「進撃の巨人」(15) 「世界でいちばん長い写真」(18)「いざなぎ暮れた」(19) 「ナポレオンと私」(21)、「ジャパニーズ スタイル Japanese Style」(22)など。ドラマは人気シリーズ「ワカコ酒」(BSテレ東)などがある。
今年は香港ドラマ「打天下2」(24)に出演するなど海外作品でも活躍。以降も映画「室町無頼」、日米印合作の主演映画「shambhala」など公開が控えている。



藤原 季節(ふじわら きせつ)さん1993年1月18日生まれ、北海道出身。
小劇場での活動を経て2013年より俳優としてのキャリアをスタート。
翌年の映画『人狼ゲームビーストサイド』を皮切りに、『ケンとカズ』(16)、
『全員死刑』(17)、『止められるか、俺たちを』(18)などに出演。2020年には、
主演を務めた『佐々木、イン、マイマイン』がスマッシュヒットを記録し、『his』とあわせて同年の第42回ヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞。翌年には第13回TAMA映画賞最優秀新進男優賞を受賞するなど、デビュー以降、映画のみならずドラマ、舞台など幅広く活動を続けている。その他の出演作として、映画『くれなずめ』(21)、『のさりの島』(21)、『空白』(21)、『わたし達はおとな』(22)、『少女は卒業しない』(23)『辰巳』(24)等。現在、映画「東京ランドマーク」(林知亜季監督)が全国順次公開中。



(C)JUNJI HATA

■第18回 田辺・弁慶映画祭上映プログラム
日時 令和6年11月8日(金)~ 10日(日)
会場 紀南文化会館 大ホール・小ホール

第18回 田辺・弁慶映画祭 上映スケジュール
 〈開会式〉 11月8日(金) PM6:30~
 〈表彰式〉 11月10日(日) PM3:00~
  ※いずれも会場は大ホール
 〈上映スケジュール〉
  「コンペティション部門入選作品」 →「コンペ」 ※入場無料
  「招待作品」→「招待」※鑑賞券(有料)必要
11月8日(金)
◆大ホール
PM1:00~ 『書けないんじゃない、書かないんだ』 鴨井 奨平 監督「コンペ」
PM2:30~ 『温帯の君へ』 宮坂 一輝 監督「コンペ」
PM4:15~ 『ボールドアズ、君。』 岡本 崇 監督「コンペ」
PM7:00~ 『からかい上手の高木さん』 今泉 力哉 監督「招待」

11月9日(土)
◆大ホール
AM9:30~  『天使たち』 木村 ナイマ 監督「コンペ」
AM 11:30~ 『ハーフタイム』 張 曜元 監督「コンペ」
PM 1:30~ 『よそ者の会』 西崎 羽美 監督「コンペ」
PM 2:40~ 『噛む家族』 馬渕 ありさ 監督「コンペ」
PM 4:00~ 『わたしの頭はいつもうるさい』 宮森 玲実 監督「コンペ」
PM 6:30~ 『 佐々木、イン、マイマイン』 内山 拓也 監督「招待」
       ★藤原季節さん 舞台挨拶
◆小ホール
AM 11:00~ 『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』「招待」
PM 1:30~  『それいけ!アンパンマン ばいきんまんとえほんのルルン』「招待」
※アンパンマンは午前午後2回上映

11月10日(日)
AM 9:45~ 『BLUE GIANT』 立川 譲 監督「招待」
PM 0:30~ 『ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。』 藤原 知之 監督「招待」
       ★武田 梨奈さん 舞台挨拶
PM 5:00~ 『PERFECT DAYS』 ビム・ベンダース 監督「招待」

招待作品鑑賞券販売について
鑑賞券は10月1日(火)より発売予定
〈鑑賞券 販売価格〉 全席自由席
 前売券 1,000円(消費税込)10月1日~11月7日まで
 当日券 1,300円(消費税込) 11月8日~10日
〈鑑賞券 購入方法〉
 ●前売券(10月1日~11月7日まで)
 1. 紀南文化会館窓口(水曜定休)
 2. 映画祭事務局(田辺市役所 観光振興課 土日祝定休)
 3. ローソンチケット(Loppi:Lコード57121を入力)
 ※鑑賞券1枚で1名、または3歳以上高校生以下2名鑑賞可能

 ●当日券(11月8日(金)~10日(日))
 映画祭会場(紀南文化会館)チケット購入窓口
 ※当日券の購入場所は、映画祭会場のみとなります。 
 ※会場販売分は、3歳以上高校生以下1名につき1枚500円で販売
 ※コンペティション部門の鑑賞には鑑賞券は不要です。

コンペティション部門について
≪コンペティション部門各賞≫
【弁慶グランプリ】 賞金300,000円+賞状+紀州檜製楯
※【キネマ旬報賞】も同時受賞
【キネマイスター賞】 賞金 50,000円+賞状
【観客賞】 賞金 50,000円+賞状
【俳 優 賞】 賞状+賞品
【映画.com賞】(特別設置) 賞状+賞品
【フィルミネーション賞】(特別設置) 賞状+海外進出支援サービス10万円分
※各賞受賞作品への副賞として「テアトル新宿」および「テアトル梅田」(予定)における劇場上映権が贈られます。
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【わいず倶楽部賞】 賞状、楯、読売新聞(わいず倶楽部)紙面への掲載
(紙面への掲載は、わいず倶楽部会員が取材した内容を掲載します)
※【わいず倶楽部賞】は特別賞のため、劇場上映権は贈られません。

≪コンペティション部門入選作品≫ 
『書けないんじゃない、書かないんだ』

2024年/58分

●監督:鴨井奨平
●出演:原愛音 大須みづほ 篠田諒 沓澤周一郎 岩松れい子 アライジン 町田英太朗 関口恵那 松原怜香 篠原寛作 堀口澄子
大学時代に執筆した小説で芥川賞を受賞し、一躍有名小説家になった和泉朱莉は、結婚を機に地方にある夫の実家でその両親と同居することとなる。朱莉は東京とは違うテンポでの暮らしを期待していた。しかし突然、10年以上の間家に寄りつかなかった、夫の姉・吉村晴海が家に帰ってくる。晴海は“天才小説家”を称するも、小説を書きも読みもせず、まったく働かないニートとなった。そんな成り行きで朱莉と晴海、ふたりの“小説家”の同居生活がスタートする。




鴨井奨平(かもい しょうへい)1992年8月生まれ。
新潟県津南町出身。専門学校東京ビジュアルアーツ映画学科卒業。その後、郵便配達員として5年余り働く。テレビドラマや商業映画で脚本家デビューを目指すも果たせず、一念発起して2023年9月に『書けないんじゃない、書かないんだ』を撮影。現在はアルバイトやフリーランスのライターとしての業務で生計を立てている。座右の銘は、「我は我、人は人なり、猫は猫」(TOKYOFM『村上RADIO』より)。




『温帯の君へ』

2024年/75分


●監督:宮坂一輝
●出演:山下諒 二田絢乃 さいとうなり 吉田晴登 関口滉人 秋田ようこ 笈川健太 犬童みる 橋口勇輝 藤田健彦
私立大学社会学部三年の申田大樹は、同じ学部の同期である雪川翠と付き
合っている。ある夏の日、二人は気候変動をテーマにした現代アートの展覧会を訪れる。込められたメッセージを淡々と受け止める大樹とは対照的に、翠はひどくショックを受け動揺する。やがて翠は大学生活動家の森野美玖率いる環境学生団体、CAFF(Climate Action For Future)の活動に参加するようになる。当初戸惑いつつも翠の活動を見守っていた大樹だったが、お互いの考え方の違いが浮き彫りになるにつれ、次第に二人はすれ違い始める。


宮坂一輝(みやさかかずき)1999年埼玉県出身。東京大学総合文化研究科修士課程卒。2018年『Sirens』で第 31 回早稲田映画まつり新人賞受賞。2020 年、初長編『(Instrumental)』でTAMA NEW WAVEコンペティション部門にノミネートされ、2022年に劇場公開を果たす。



『ボールドアズ、君。』

2024年/ 82分

●監督:岡本崇
●出演:伊集院香織 後藤まりこ 津田寛治 ぽてさらちゃん。おかき 鈴木智久 下京慶子 刄田綴色 クリトリック・リス 岡本崇 daisuke
南條珠は大人気バンド「翳ラズ」に憧れてプロギタリストを目指していた。
彼女は幼い頃から近所の寂れたミニシアターに足繁く通っており、その支配人である井澤は数少ない心を開ける相手だった。そんな珠がある日なんとなくSNSにアップした「弾いてみた動画」が憧れのバンド「翳ラズ」の目に留まる。自分の音が憧れの人に届いていることを知り、覚悟を決める珠。そしてその覚悟が次第に周りに影響を与えていくのだった。



岡本崇(おかもとたかし)高校生の頃バンド活動を開始。その後CATミュージックカレッジ作編曲科を卒業。2006年頃まだインディーズミュージシャンには敷居の高かったPVを自分で制作しようと考え、独学で制作開始。気づけば周りのバンドからも依頼が来るようになり数百本制作。やがて映画制作に興味を持ち、2018年に短編映画『ロック未遂』を制作、映画祭での受賞に至る。代表作として2022年から全国劇場公開された『ディスコーズハイ』があり、現在も多数の作品を作り続けている。



『天使たち』

2024年/86分

●監督:木村ナイマ
●出演:龍村仁美 河野聖香 今田竜人 本田カズ 石井里乃 椎名美羽 中村憲司 DOG FOOD PARTY 他
主人公は高校卒業後、実家を出るためにガールズバーで働きはじめたなる(19)と奨学金返済のため大学に通いながらガールズバーで働いてきたマリア(21)。歌舞伎町のネオンに照らされて、なるは特別な存在になりたいと願い、マリアは普通の大学生になりたいと願う。そんな中、なるは路上で新人ホストと出会い、マリアは客から店外での裏引きを持ちかけられる。誘惑の先に待っていたものは…。


木村ナイマ(きむらないま)2001年生まれのうお座。上智大学文学部新聞学科卒業。2021年、大学の友人たちと自主映画制作を始める。初監督・脚本作の『ファースト・ピアス』が西湘映画祭でグランプリ受賞・TOKYO青春映画祭に入選。その後、在学中に歌舞伎町のガールズバーに潜入取材しながら本作品「天使たち」の脚本を執筆した。本作品で初長編作品となる。



『ハーフタイム』

2023年/30分

●監督:張曜元
●出演:阿部力
技能実習生の慶陽(チンヤン)は、実習生組合で実習先の面接選考を迎えたが、その準備で心身ともに大きな苦しみを抱えている。組合の日本語教師からの体罰、返済不能な借金、嘘と欺瞞に満ちた実習生生活、変えられない故郷…それらの痛みは常に慶陽の心を苦しめ、面接に集中することができなくなった。その時に、予期せぬ突然の事件が発生し、面接はそれ以上続けられなくなってしまう…。


張曜元(ちょうようげん)1989年に中国大連生まれ、2014年から日本へ留学。日本文部科学省国費留学生。現在東京藝術大学大学院映像研究科に在学中。短編作品『ハーフタイム』は第25回上海国際映画祭、第7回平遥国際映画祭、第46回モスクワ国際映画祭、第45回ぴあフィルムフェスティバルなどに出品。



『よそ者の会』

2023年/42分

●監督:西崎羽美
●出演:川野邉修一 坂本彩音 比嘉光太郎
主人公・鈴木槙生は大学の清掃員として静かに働く傍ら、密かに爆弾作りに没頭している。そんなある日、構内で「よそ者の会・会員募集」と書かれたポスターを目にした槙生。入会の条件は、「よそ者」であること。興味を抱き会合に参加してみると、そこには日々の鬱憤や殺伐とした感情について語り合う学生の姿があった。その奇妙な集まりを主催するのは坂田絹子という女子学生。一見普通の学生に見える絹子も、意外な秘密を抱えていて・・・。
「どこにいてもよそ者だと感じる」。そんな「よそ者」たちが、ひとつの場所に集まった。


西崎羽美(にしざきはみ)2001年生まれ。静岡県出身。大学在学中から映画美学校に通い、映画制作を学ぶ。映画美学校フィクション・コース25期高等科生。現在は日本大学大学院芸術学研究科映像芸術専攻に在学中。研究対象は非商業主義的映画(主にATG)。



『噛む家族』

2024年/49分

●監督:馬渕ありさ
●出演:東杏璃 阿部能丸 登坂香代子 隈坂健太 下東久美子 濱名香璃 本間駿佑 福田航 藤澤こころ 赤染萌
阿久澤菜々 田口ゆたか 齋藤英文 伊藤元人 辻智輝
人を見ると理性を失い、噛みつき感染させてしまうゾンビの家族。今まで人 目につかないよう、家の中から一切出ることなく静かに暮らしていたが、外を知らない娘のために父親は、人間と共存していきたい、せめて自分たちを受け入れてほしいと考えていた。ある日、家の前で起こった事故の被害者に、娘が噛みついてしまったことをきっかけに、このままゾンビ感染者を増やしていこうと試みる父親。SNS上ではゾンビは物珍しく、多様性の時代だと一時は持てはやされるが、ゾンビ一家の炎上をきっかけに世論が変わっていく。


馬渕ありさ(まぶちありさ)1995年5月生まれ。東京都出身。フリーランスの映像カメラマン、エディター。2019年に青山学院大学 総合文化政策学部を卒業。大学在学時に映画制作部にて、映画作りを始める。2019年・短編映画『山田』新人監督映画祭で短編部門グランプリ受賞、カナザワ映画祭、神戸インディペンデント映画祭 他で上映、TOKYO MX1 「あしたのSHOW」、U-NEXTて゛配信中。2023年・中編映画『ホモ・アミークス』下北沢映画祭でグランプリ受賞、田辺・弁慶映画祭、ぴあフィルムフェスティバル、MOOSIC LAB 他で上映。



『わたしの頭はいつもうるさい』

2024年/80分

●監督:宮森玲実
●出演:宮森玲実 細井じゅん 笠松七海 鈴木卓爾 藤田朋子
25歳のぞみは小説家を目指し上京したが泣かず飛ばず。 そんな時に18歳のノゾミから問い詰められる。「ちゃんとやったか? 有言実行、東京でパァーっとひと花さかせたか??」 18歳の自分と対峙していく中で25歳は向き合わなかった様々な事柄に気がついていく。夢見たひとときをもつ全ての人に送るクォーターライフクライシスムービー。


宮森玲実(みやもりれみ)俳優。日本大学芸術学部映画学科卒業。『わたしの頭はいつもうるさい』が初監督作品である。



田辺・弁慶映画祭実行委員会
田辺・弁慶映画祭実行委員会
実行委員長:中田 吉昭(なかた よしあき)
〒646-8545
和歌山県田辺市東山一丁目5番1号(田辺市観光振興課内)
田辺・弁慶映画祭実行委員会 事務局
電話:0739-26-9929(直通) FAX:0739-22-9903
https://tbff.jp/
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