人生で色の好みは変化する
色の好みの変化と環境変化
人の「色の好み」は環境変化や時間と共に変わることが認められます。ここにも個人差があって、簡単に色の好みが変わる人、安定していて変わりにくい人がいます。色の好みは性格と強く結ばれているので、「性格の変化」が「色の好みの変化(の契機)」になることが多くあります。
主な変化理由は「生活環境の変化」です。
みなさんもこれまでの人生で、好きな色が何度か変わってきていると思いますが、色の好みが変わってきたタイミングを考えると、何か環境の変化があったものが多いのではないでしょうか。心理学では性格の変化は発達の過程とも考えられています。毎日変化したり、突然、まったく違う性格に変化したりするものではありませんが、日々の経験によって次第に変化・成長しているものであります。
性格の変化は自分ではなかなか気づきにくいのですが、色の好みの変化はもう少しわかりやすいと思います。色の好みを通して、自分の性格が変わってきたことを振り返ることもできます。色は自分を知る道具にもなるのです。
「ピンク」の印象が妊娠・出産で変わることも
また、女性の色の好みが大きく変わりやすいタイミングが「妊娠・出産」です。「ピンク」は女性に好かれる上位の色ですが、逆に嫌いという人も多くいます。ところが妊娠・出産を契機に、「ピンク」の色を受け入れて好きになるケースが目立ちます。
環境変化と色の好みの変化
大学時代「深い青」が好き。
社会人1年目「黄色」が好き。
色の好みは変わります。環境の変化で、変わることが多く、好みの変化を知れば、性格変化を見ることができます。自分を知る道具としても使えます。
妊娠・出産がきっかけで、性格傾向が変化する人もいます。子育て関連用品などに使われる「ピンク」のような優しい色に触れる機会が増え、優しい性格に変化していきます。逆にイライラするようになったり、頼れるお母さん的な強い性格になる人もいます。
【出典】『本当の性格がわかる 未来が変わる 色でよみとく心理学』著:ポーポー・ポロダクション
【書誌情報】
『本当の性格がわかる 未来が変わる 色でよみとく心理学』
著:ポーポー・ポロダクション
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公開日:2024.11.12