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軽度認知障害(MCI)は認知症のグレーゾーン【認知機能改善30秒スクワット】

Text:本山輝幸

軽度認知障害(MCI)は認知症のグレーゾーン

認知症はある日突然に発症するものではありません。必ず軽度認知障害(MCI)という前段階を経てから発症します。MCIは認知症ほどではありませんが、認知機能が低下気味の状態である「認知症のグレーゾーン」といえます。

65歳以上で「同じ話を繰り返す」、「ケアレスミスをする」などの行動を自覚している方、ご家族に心あたりがある方、それはMCI発症のサインかもしれません。不自由なく日常生活を送っている方が大半のため、発症に気づきにくいのです。

仮にMCIと診断されても、すべての人が認知症になるわけではありません。50%程度の人はやがて認知機能が正常に戻ります。認知症へと進みそうな方も、すぐに適切な治療や投薬などを行ったうえで本書の「本山式認知機能改善30秒スクワット」を実践すれば、健常な認知機能を取り戻せますので安心してください。最悪なのは何も対策をとらないことです。そのまま放置すれば、認知症になるリスクは年々高まります。認知症を防ぐ絶好のチャンスを見逃さないでください。

こんな症状があればMCIかもしれません

  • ついさっきまで食べていたもの話していたことを忘れてしまう
  • よく知っている道なのに迷うことがある
  • 頭がスッキリしない
  • やる気が出ない
  • 同じ話をすることが多くなった
  • お金や予定の管理ができなくなった
  • 物忘れがひどい
  • 怒りっぽくなった
  • 家事や仕事でケアレスミス(不注意な失敗)が多い
  • 趣味活動をしなくなった

何の不便もなく、ごく普通に暮らしている方でも、65歳以上になるとMCI発症のリスクは高まります。ご本人で、もしくはご家族がすすめて、認知症専門医の診察を受けてください。

【出典】『認知機能改善30秒スクワット』著:本山輝幸

【書誌情報】
『認知機能改善30秒スクワット』
著:本山輝幸


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「約束の日時を間違える」「今言ったばかりなのに覚えていない」――。
そんな認知症の初期段階や軽度認知障害(MCI)なら健常者レベルまで脳機能は戻せる!
認知症予防・改善専門の運動療法士が教える、奇跡の30秒スクワット!

「日時がわからなくなる」「食べたものが思い出せない」「今言ったばかりのことを覚えていない…」――。
認知機能の低下に気づくきっかけはさまざまですが、「なんだか最近記憶力が悪いかも…」と自分で自覚している人はもちろん、高齢の家族と接していると、「前より少しおかしい……」と違和感を感じる人もいるのではないでしょうか。
それはもしかしたら認知症の初期段階、もしくは“認知症グレーゾーン”と呼ばれる『軽度認知障害(MCI)』という認知症の前段階かもしれません。
軽度認知障害は何もしなければそのまま“4年以内には50%、6年以内には80%が認知症になってしまう”と言われる状態ですが、その段階、もしくは認知症になっても初期段階であれば認知機能を健常者レベルまで戻せる方法があります。
それが、認知症改善専門の運動療法士である著者が教える、『認知機能改善30秒スクワット』です。
著者の20年以上の研究により、“体の感覚神経と脳機能には相関関係がある”ということが明らかになってきました。

感覚神経とは、痛い、熱い、寒い、などを体が知覚する神経のこと。
徘徊する中度以上の認知症患者は痛みをあまり感じないため、どこまでも歩いて行ってしまいますが、そのように『感覚神経』が鈍くなってしまっている人ほど認知機能が衰えてしまっているのです。
ただし、運動と言ってもウォーキングやジョギングなどの有酸素運動ではなく、『本山式感覚神経トレーニング』という筋力トレーニングです。
トレーニングと聞くとつらそうなイメージもありますが、30秒だけでもしっかり感覚神経に刺激が入り、認知機能の改善に繋がるように開発されたのがこのスクワットです。
太もも、おしり、ふくらはぎなど、重要な下半身の感覚神経を1つの運動で鍛えられ、時短なのに効果絶大な運動法により、認知機能の改善が期待できます。
日常生活に支障は出ていないものの、もの忘れや、今言ったことをすぐ忘れてしまうような症状がある人、その家族にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。

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