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みんな静かに見ていてくれたの? 大歓声が全く聞こえなかったオリンピック準々決勝戦での“ゾーン体験”【角田夏実:パリオリンピック柔道女子48キロ級金メダリスト/ラブすぽトークショー】

準々決勝の地元フランス選手との激闘を振り返る!この試合で“ゾーン”を体験していた!?

数ヶ月前、準々決勝でフランスの選手と対戦することが決まった瞬間から、相手選手の徹底的な研究と準備を進めてきたと話してくれた。また、他の日本人選手が敗れていたことや、地元開催で相手がさらに力を発揮してくる可能性を考え、特に準々決勝を意識して試合前の練習に励んだそう。

試合当日には、会場の大歓声でコーチの指示が聞こえなくなる可能性もあるため、事前に合図を決めようかと少し話し合っていたという。
しかし、実際の試合中は観客の声がまったく耳に入らず、まるで「自分と相手だけの世界」にいるような感覚だったそう。
試合後、角田夏実選手が「試合中はみんな静かだったね」と話すと「すごく騒がしかったよ」と姉に言われ、自分が“ゾーン”に入っていたことをその時初めて実感したと語ってくれた。

これまでも試合中に相手の動きがよく見える瞬間はあったものの、準々決勝のように試合開始から終了まで完全に集中し、「自分と相手だけの世界」に入り込んだ感覚は初めてだったそう。
本当に必要な声だけが聞こえ、それ以外の音がすべて遮断されるという「ゾーン」を体験し人間の集中力のすごさを改めて実感したと最後にトークしてくれた。

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