「推し」とSNSをめぐる小説集『※個人の感想です』2025年1月31日(金)発売!


期間限定で1話まるごとカドブンnoteにて全文公開!

株式会社KADOKAWA(本社:東京都千代田区、取締役 代表執行役社長 CEO:夏野剛)は、伊藤朱里さんによる「推し」とSNSをめぐる4編の小説集『※個人の感想です』を2025年1月31日(金)に発売しました。今年デビュー10周年を迎える伊藤朱里さんは、『きみはだれかのどうでもいい人』で『ダ・ヴィンチ』の「今月の絶対にはずさない!プラチナ本」に輝くなど、鋭い観察眼で日常を切り取り読者の共感を呼ぶ注目の書き手です。
https://note.com/kadobun_note/n/n964c0413680a
※公開期間は2025年5月7日(水)17時59分まで
not for me(is myself)
フィットネス系YouTubeチャンネル「かなめジム」を運営するインフルエンサー・かなめは、読者モデル時代の同期の穂乃花から、信者のような熱量のおかしい人がコメント欄にいるから気をつけた方がいい、と忠告を受ける。いつでも正直に、ただ、伝え方に気を配って、優しく明るく発信をしてきたのに……。
純粋に疑問なんだけど
大好きな小説の編集部から「ノンフィクション部門 ネットメディア班」に異動し、インフルエンサーの書籍を担当するようになった若手編集者の野村。異動後はじめて出版のオファーをしたYouTuber・はしゆりは破天荒で、彼女のやることなすことすべて、野村にはわけがわからない。
「世間ずれしていない関さんの新鮮な感覚が必要」。衛星放送の番組制作も手がけるNPOで契約職員として働く関は、いまの職場環境に満足している。四十にもなって専門技術もない「平凡な主婦」を重宝して、新たな仕事まで任せてくれるのだ。ところがインターンに来ている大学生の小田嶋さんは、まったく異なる思いを抱いているらしい。
人の整形にとやかく言う奴ら

◆著者コメント
私もです。これでいいのか、どうしたらいいのか、いまだにわかりません。どうしたらいいんでしょうね?
この本を通じて、一緒に考えていただけたら心強いです。
伊藤朱里(いとう あかり)
1986年生まれ、静岡県出身。2015年、「変わらざる喜び」で第31回太宰治賞を受賞。同作を改題した『名前も呼べない』でデビュー。他の著書に『稽古とプラリネ』『緑の花と赤い芝生』『きみはだれかのどうでもいい人』『ピンク色なんかこわくない』『内角のわたし』『あなたが気づかなかった花』がある。
◆書誌情報
『※個人の感想です』
著者:伊藤朱里
発売:2025年1月31日(金) ※電子書籍同日配信予定
定価:1,870円(本体1,700円+税)
体裁:四六判並製 単行本
頁数:272頁
装丁:二見亜矢子
ISBN:978-4-04-115639-1
発行:株式会社KADOKAWA
KADOKAWAオフィシャル 書誌詳細ページ >>
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ