札幌2歳S(9月5日 札幌11R)芝1800m
芝1800mで争われる、札幌の2歳王者決定戦。
函館で行われた13年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔222〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔210〕。
6番人気以下〔125〕、2ケタ人気馬〔020〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券2本。
近年、波乱の傾向が強まっているように感じます。
ステップレースを見ていきましょう。
クローバー賞から〔112〕。連対馬。
コスモス賞から〔031〕。2着3頭は勝ち馬、3着の1頭は3番人気4着馬。
新馬戦から〔446〕。3番人気までで勝ち上がった馬。
未勝利戦から〔410〕。2番人気までで勝ち上がった馬。
馬券圏内27頭すべてが、前走芝1500m以上で走っており、中でも芝1800mがよく〔766〕。
前走、札幌、函館以外で走っていた馬で、4番人気以下だった馬の馬券圏内はありません。
牝馬は〔123〕。距離が1800mの分、牡馬がやや有利といった感じでしょうか。
キャリア4戦以上は2着まで。
また、差し、追い込みが決まります。逃げ馬で馬券に絡んだのは1頭(16年勝ったトラスト)だけ。
キャリアも浅く、脚質も定まってはいませんが、終いに脚を使えそうな馬を狙いたいところです。
※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。
【初出】長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と』
【書誌情報】
『究極の競馬ガイドブック 自分で“勝ち馬”を探せるようになる』
著者:長谷川雄啓 JRAビギナーズセミナー講師
競馬場などで行われている競馬初心者施策でビギナーセミナーの講師を務めている長谷川雄啓氏。そこで競馬初心者の人々と触れ合うことで「初心者の人が馬券を買うまでに知りたいポイント」を体得してきました。これまでの教本だと、まるで家電の説明書のように、“抜け”があったらマズいと、それはそれは細かく、ビギナーには不要な細かい情報まで書いていました。この本では、そういった内容を極力省きます。ポイントを押さえれば、細かいことは自然と覚えていくので、まずは開いた“競馬の扉”を閉じさせないよう、自力で予想を楽しめるよう導いてあげるのを目的とした本です。
公開日:2020.09.03