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〈野球基本解説〉中継ぎ投手の価値を測る指標「ホールド」の問題点

ホールドの問題点とは?負けてもホールドが記録される?

 

ホールドは勝利数、セーブの後にできた概念であり、実は問題点もあるのです。

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①チームが負けてもホールドが記録されることがある。

失点の可能性がある場面で登板し、見事失点せずリードを保ったまま1回を投げ切ったとします。

その時点でその投手にはホールドが記録されます。

しかし、次登板した投手が失点し逆転されてチームが負けてしまったとしましょう。

その結果、チームが負けてしまったのにホールドを記録することになるのです。

②ホールドが勝利投手の権利に変わってしまう。

同点の状況で登板し、1回を失点せず投げて降板したとします。

その時点でその投手はホールドの権利を得ることになります。

しかし、その裏の攻撃で自チームが逆転に成功すると、ホールドの権利が勝利投手の権利へと変わってしまうのです。

このようなことがホールドの問題点として挙げられます。

ホールドの記録は、中継ぎ投手の価値として重要なものなので、正当に評価されるためにもこれらの問題点をなくす必要もあるかもしれません。

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