甘美な「ビーズキッス」と南国の定番「ピニャコラーダ」 ラムで味わう二つの魅力とは【THE カクテルバイブル500】

ラム【ビーズキッス(Bee Kiss)】

みつばちたちのスイートな一杯

ハチミツを使ったカクテルで、ネーミングも「みつばちのキス」とかわいらしい。ラムにハチミツを加えることでコクのある甘みになり、さらに生クリームでクリーミーな飲み口に仕上がっている。

レシピ

ホワイトラム:30ml
ハチミツ:15ml
生クリーム:15ml

すべての材料と氷をシェーカーに入れ、シェーク、グラスに注いで完成。

ひとことメモ

名前はかわいらしいが、度数は高め。ハチミツのようにしっかりとシェークし、よく混ぜ合わせるのがポイント。


ラム【ピニャコラーダ(Pina Colada)】

パイナップルをたっぷり使用

1970年代にアメリカで流行し、いまやトロピカルカクテルの定番に。スペイン語で「裏ごししたパイナップル」のカクテル名の通り、パイナップルジュースをたっぷりと使用。ココナッツミルクの風味も豊かに香る。

レシピ

ホワイトラム:30ml
パイナップルジュース:80ml
ココナッツミルク:45ml

すべての材料と氷をシェーカーに入れ、シェーク。クラッシュドアイスを詰めたグラスに注ぎ、カットしたパイナップルや花を飾りつけて完成。

ひとことメモ

発祥とされるプエルトリコのサンファンのバーでは、大型の機械でフローズンスタイルにして提供している。


ラム(Rum)とは

ラムは17世紀にカリブ島で誕生。サトウキビの搾り汁(糖蜜)が原料。飲むと酔って興奮するということから、イングランドの一部で方言として使われていた「ラムバリオン(=興奮)」が名前の由来とされる。色はホワイト、ゴールド、ダークに分けられ、風味ではライト、ミディアム、ヘビーの3段階がある。

【出典】『THE カクテルバイブル500』著:北村 聡

【書誌情報】
『THE カクテルバイブル500』
著:北村 聡

『THE カクテルバイブル500』
【Amazonで購入する】

ジン、ウォッカ、ラム、テキーラ、ウイスキー、ワイン、ビール、リキュールーーさまざまなお酒を使って、無限の楽しみ方ができるカクテル。いまや定番となったレモンサワーやハイボールもカクテルに含まれます。
本書は数々のコンテストで優勝経験をもつバーテンダー歴47年のエグゼクティブスペシャリストの北村聡氏による500種類のカクテルを紹介した大図鑑。カクテルはもともと「自由に楽しむもの」。
人気のマティーニ、ジントニック、マルガリータ、モスコミュール、ギムレット、カシスオレンジ、ソルティドッグなど定番から新作、日本酒を用いた北村氏のオリジナルカクテルまで、自分好みのカクテルが必ず見つかる、見るだけでも楽しい、必携の一冊。
「自分でつくる宅のみ派」もいれば、「BARで雰囲気も楽しむ派」、「知識や蘊蓄を語りたい派」(インテリアとして飾りたい人)など「カクテル」の楽しみ方はいろいろ。
どのニーズにも対応するよう、スタンダードから最新の人気カクテル(コンテスト受賞作品など)までは500種類以上のカクテルを網羅し、美しい写真と詳しいレシピで紹介、そのカクテルの誕生やまつわるエピソードなど解説する。

この記事のCategory

インフォテキストが入ります