売っても住んでも価値がある。“二刀流マンション”の選び方【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

良いマンションとは、「資産価値」と「使用価値」が高い物件

「使用価値」の高さは変化していく

マンションは一生住む家ではなく売るための資産。このことについてお話ししてきましたが、ここからは「売れるマンション」の選び方についてお話ししていきます。

皆さん、「良いマンション」とはどういうことだと思いますか?

住みやすさ? 広さ? 周辺環境? ブランド? ……さまざまな判断基準があるでしょう。しかしこれまでお話ししてきたように、これからの時代のマンションは終の住処ではなく、あくまでも一定期間住み続ける場所。つまり、「高く売ることができるか=資産性」が重要となります。しかし、いくら資産価値が高いマンションでも、住んでいる人にとって「住みにくい」物件であれば意味がありません。つまり、「良いマンション」とは「資産価値」と「使用価値」が高いマンションだといえるでしょう

ここで重要なのは、「使用価値」は家庭の状況やライフステージによって変わるということです。子どもの人数や勤務先の変化などにより、これまで快適だったマンションが不便になる、というのはよくあること。

資産価値が高いマンションを選べば、ライフステージの変化に合わせて新たに買い替えていくことができます。だからこそ、資産価値の高いマンションを選ぶのが重要なのです

マンションの価値はこの2つ!

資産価値

「資産価値が高いマンション」とは、購入後の値下がりが少なく、中古売却する際も高い価格がつくマンションのこと。

使用価値

「使用価値が高いマンション」とは、通勤や買い物に便利、災害に対して安全、家事が機能的にこなせるなど、快適に過ごすことができるマンションのこと。

使用価値はライフスタイルで変わる!

例えば夫婦2人だったら1LDKでも快適かもしれないが、子どもができたらより広い物件でないと生活は難しい。そのため、「買い替え」が必要なことに。

「使用価値」が変化していくからこそ、資産価値が高い物件を見極めることが重要なのです

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』著:沖 有人

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』
著:沖 有人


【Amazonで購入する】

「賃貸」vs「持ち家」論争、決着!?
シリーズ累計300万部を超える『眠れなくなるほど面白い図解』に“不動産”ジャンルが登場!

マンション購入は「住む場所」ではなく、「資産としてどう扱うか」がカギです。
本書では、数万件規模の取引データを徹底分析し、資産価値が高まる物件の条件を図解で解説。
多くの購入者が実際に数千万円単位の含み益を得ている“再現性のある法則”を紹介します。

「駅からの距離」「間取り」「新築か中古か」といった基本条件に加え、「売主」「総戸数」が資産性に直結する意外な理由や、「複数路線乗り入れ駅」は必ずしも有利ではない、といった不動産業界が語りたがらない知識も明らかに。

◆今の高値相場、買うのは待つべき?
◆タワマンは買っても大丈夫?
◆価値が上がる物件の見分け方は?
◆損をしない売却タイミングとは?

不動産市況のプロが、資産価値の視点から「後悔しないマンションの選び方・住み方・売り方」を徹底解説。
これから購入を検討している人はもちろん、すでに所有している人や将来に不安を抱える人にも役立つ一冊です。
読むだけで住まい選びの視点が一変する、必携のマンションバイブルです。

この記事のCategory

インフォテキストが入ります