マンションで“値下がりしにくい”条件とは?【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

「資産性の高いマンション」は値下がりしにくい

「資産性の高さ」はのちに大きく影響する

資産価値の高い物件を自宅として購入し、含み益を出すためにはどうしたらいいのでしょうか? 私は1993年以降に分譲されたほぼすべてのマンション(約 1.8万棟)を調査し、自宅購入で含み益を出すための法則、つまり「儲かるマンションの法則」を発見しました。

詳しい法則は後でお話ししますが、なぜ「儲かる」ことが重要なのか? それは「儲かる確率が高いほど、後に値上がりする(値下がりしにくい)」という相関関係があるからです。

グラフは、私が独自に調べた「儲かる確率」が高いマンションと、売却時の値上がり・値下がりの相関関係をグラフにしたもの。資産性が高いマンションほど、値下がりしづらいというデータが出ていることがわかります。

また、「将来値上がりするか否か」には、新築時価(今新築で分譲したらいくらか)も影響していることがわかります。グラフは新築時価と値上がり・値下がりの相関関係ですが、新築時価が割安なマンションほど将来値上がりしていることがわかります

つまり「資産価値が高いマンションを、なるべく割安の新築時価で買う」ことが、結果的に含み益を出すうえでは最も重要だということです。

「儲かる確率」と中古値上がり度は…

儲かる確率 = 将来の資産性(下落率)。
資産性が高いマンションほど、
後に値上がりする(値下がりしにくい)ということがわかる。

「沖式」新築時価の割安率と中古値上がり度は…

「沖式」で調査したところ、新築時価が割安な物件ほど
後に値上がりし、割高な物件ほど値下がりしているという結果に。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』著:沖 有人

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』
著:沖 有人


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