吸収が速い糖質とゆるやかな糖質がある!?血糖値を上げる糖質って何?【新脂肪肝 代謝復活ダイエット】

血糖値を上げる糖質って何?

吸収が速い糖質とゆるやかな糖質がある

血糖値を上げ、中性脂肪を増やす「糖質」とは何を指すのか、ここで具体的に説明していきましょう。

糖質は分子の大きさから「単糖類」「二糖類」「多糖類」などに分類されます。単糖は糖質の最小単位なので、単糖一個だけだと単糖類、単糖が2個結合しているものを二糖類といいます。単糖類には果物に含まれる果糖、アイスやジュースに含まれるブドウ糖が、二糖類には砂糖に含まれるショ糖、牛乳に含まれる乳糖などがあり、どちらも体にスピーディに吸収されるため血糖値が上がりやすいのが特徴です。

一方、多くの単糖が結合したものを多糖類と呼びます。主なものは穀類やいも類に含まれるでんぷんなど。こちらは、単糖類や二糖類にくらべて体への吸収がゆるやかです。なぜなら、単糖まで分解されたあと、はじめて体にとり込まれるからです。そのため、分子数の多い多糖類は吸収に時間がかかり、分子数が少ない単糖類、二糖類は急速に体に吸収されるのです。

ちなみに、スーパーやコンビニなどで販売されている食品には、栄養成分表示が必ずあります。1食分または100g当たりの炭水化物、さらには糖質、食物繊維の量などが記載されているので、普段から購入前に確認する習慣を身につけておくといいでしょう。


糖質とは

吸収される順番

【出典】『新脂肪肝 代謝復活ダイエット』著:栗原毅・栗原丈徳

【書誌情報】
『新脂肪肝 代謝復活ダイエット』
著:栗原毅・栗原丈徳


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『何をしても痩せない』には理由があった!?
お酒を飲まない人や、女性にも急増中の代謝力を激落ちさせる”新脂肪肝(MASLD)”を改善すれば、何もしなくても勝手に痩せていく体になる!

お酒を飲む男性に多いイメージがある、肝臓に脂肪が付いてしまう“脂肪肝”。
たしかにアルコールは脂肪肝の一因ではありますが、近年、お酒を飲まなくてもなる『代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)』という新たな脂肪肝に注目が集まっています。

これは、食事内容や栄養のかたよりなどによって肝臓の代謝機能が落ちている状態で、若い女性などにも増えているダイエットに天敵の脂肪肝です。
人間が痩せるためには”代謝の良い体”が重要ですが、その代謝を行なっているのが肝臓であり、その肝臓がフォアグラのように脂肪が付いてしまっていることで、代謝力が激落ちしてしまっています。

つまり、どんなに頑張っても痩せない!という人は、そのMASLDになっている可能性大。
それを改善してあげるだけで、勝手に痩せていく体が手に入るのです。

本書では『代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)』を”新脂肪肝”と定義し、誰でも簡単に新脂肪肝を改善し、何もしなくても痩せていく体が手に入る方法を紹介します。

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