命を動かす必須栄養素の炭水化物=「悪」は大きな誤解!?【ひとり暮らしの栄養手帖】

炭水化物(=糖質)が「悪」は誤解! 必須の栄養素
炭水化物は必須の栄養素「悪」と呼ばれるのは摂りすぎだから
炭水化物は、体の主要なエネルギー源となる栄養素。体内で消化吸収されてエネルギー源となる糖質と、体内では分解されない食物繊維の2つに大きく分けられます。エネルギー源になるのは糖質部分のみのため、炭水化物=糖質と呼ばれることもあります。さらに糖質は構造の違いから、「糖類(単糖類・ショ糖など)」「少糖類(オリゴ糖)」「多糖類(でんぷんなど)」に分けられます。
糖質のエネルギーは、1gで約4キロカロリーに相当。脂質が1gで約9キロカロリーなので、エネルギー効率は脂質の約半分です。ただし、脂質より消化・吸収のスピードが速いため、素早くエネルギーに変換されるという特徴があります。
糖質が「悪」といわれるのは、過剰に摂ると健康に悪影響を及ぼすため。すぐに使われない糖質は筋肉や肝臓に貯蔵されますが、さらに余ると体脂肪に変わり、肥満の原因となるのです。また、糖質を摂ると血糖値が上がりますが、急な血糖値上昇(血糖スパイク)が繰り返されると生活習慣病のリスクが高まります。さらに、ビタミンB群やマグネシウム不足の原因にもなります。
現代人はパンやスナック菓子などで、糖質を摂りすぎている場合が多いため、糖質カットの食品もよく売られていますが、基本的に糖質は生命活動に欠かせないエネルギー。糖質が不足すると体のエネルギー不足を招き、脳や神経の機能が低下して疲れやすくなります。極端な制限と過剰摂取は避け、適量を摂りましょう。

ごはん茶碗1 杯分(150g)の糖質量は約54g。パンの6 枚切り1 枚分( 約60g)には約27g、うどんやそば1 食(180g)には約40g の糖質が含まれています。
まとめ
炭水化物(=糖質) は適量を摂るのが大事
手軽に食べやすい丼やパン、スナック菓子などには糖質が多く含まれます。制限しすぎる必要はありませんが、そればかりにならないよう注意しましょう。
【出典】『ひとり暮らしの栄養手帖』監修:中井エリカ
【書誌情報】
『ひとり暮らしの栄養手帖』
監修:中井エリカ
毎日忙しく働くあなたに、“ひとり暮らしのベストな栄養の摂り方“を提案!
「仕事で疲れきって自炊する気がしない」
「落ち込んだときほど、気力がなくて適当な食事になる」
「筋トレしていても、偏った食事で非効率かも」
自分の食事と栄養の状態が心配になったときに役立つ、ひとり暮らしなら持っておきたい1冊です。
・現代人に足りない栄養素って?
・女性と男性の栄養の摂り方は筋肉量がカギ?
・ダイエットするなら、むしろ食べなさい?!
・朝ごはんは体と心のやる気スイッチ?
・自分メンテは25歳からスタートさせるべき?
そんな、気になる体の仕組みや栄養の働きの基本から、
朝、昼、晩、3食の献立例、外食のポイントや冷凍食品の賢い活用法、心身の不調に効果的な食べ物など、
具体的な知識をコミックとイラストを交えてわかりやすく紹介。
何を食べるかで未来の自分がつくられるなら…、
今これだけは知っておきたい「自分の体と心を守るための栄養学」が、
もっとラクに、心地よく過ごすために役立つはずです。
この記事のCategory
オススメ記事

健康の基本である三大栄養素、体に必要不可欠な理由とは?【ひとり暮らしの栄養手帖】

忙しいときこそちゃんとした食事を! 20〜30代の心の不調を整える栄養の重要性【ひとり暮らしの栄養手帖】

【年齢別】20代〜40代で食事は変えるべき?今の体に必要な栄養素とは【ひとり暮らしの栄養手帖】

健康になるにはまずしっかりごはんを食べること! 慢性的に栄養不足な現代人の正しい健康法【ひとり暮らしの栄養手帖】

三大栄養素で体を整える! なんとなくの不調は食事で改善できる!?【ひとり暮らしの栄養手帖】

なぜ女性は甘いものが欲しくなる? 筋肉量で変わる体に必要な栄養とは【ひとり暮らしの栄養手帖】

「たんぱく質は肉魚だけ」はNG? 2種類あるたんぱく質をバランス良く摂るのが大切な理由【ひとり暮らしの栄養手帖】


