「書きっぱなしでOK」ジャーナリングは解決ではなく「解放」に集中すべき理由【感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング】

ジャーナリングの基本「読み返したりジャッジしたりしない」
ジャーナリングで外に出てくる心の闇や影は、汚くて、暗くて、ドロドロしているのは当たり前。
ジャーナリングの目的は、立派な文章を書くことでも、自分を向上させる反省文を書くことでもありません。心の中に溜まった闇や影を外に表すこと、ただそれだけです。
ですから、デトックス・ジャーナリングで最もやってはいけないのは、書いたものを読み返し、内容を「ジャッジ(判断・評価)」してしまうことです。 せっかく勇気を出して本音を表したのに、直後にそれを読み返し、「こんなことを書いてはダメだ」「何でこんな考え方をしてしまうんだ」「そんなことを思うなんておかしい」……そんなふうに自分自身を厳しく裁いてしまうと、心のデトックスどころか、自己嫌悪になるばかりです。
ジャーナリングの鉄則は書きっぱなしにすることです。
「書いて、出して、終わり」。
これだけでいいのです。出したものに正解も不正解もありません。常に分析や反省を求められている世界で生きていると、出しっぱなしは不安になるかもしれませんが、デトックスのためにはそれでよいのです。
ノートを閉じたら、吐き出した感情とは「さようなら」
「書いたものを読み返さない」というのは、安心や安全を守るためでもあります。書き終えた直後の文章は、あなたの本音がそのまま表出した状態です。理性が戻った冷静な頭でそれを読み返すと、恥ずかしさや後悔が襲ってくるでしょう。これでは、ジャーナリングを続けることが苦痛になってしまいます。

また、読み返すことで分析や反省が始まってしまうのも問題です。思考(左脳)が働き出すと、感情や感覚の解放がストップしてしまいます。ジャーナリングは「解決」のための手段ではなく、「解放」のための技法です。分析はプロのカウンセラーに任せればよいのです。
心の中に溜まったネガティブな感情や感覚は排泄物のようなもの。体の中に溜まりすぎれば害になりますが、ある程度は仕方がないものなのです。
ノートを閉じたら、あるいは紙を破り捨てたら、その瞬間にその感情とは「さようなら」をする。水に流すように忘れてしまう。その思い切った切り替えが心の風通しをよくしてくれます。どうしても読み返したくなるクセが抜けない場合は、見えない場所にしまったり、シュレッダーにかけることをおすすめします。
POINT
ジャーナリングの目的は「解決」ではなく「解放」。
読み返して自分を裁かず、思い切って手放して。
ジャーナリングにおすすめのアイテム
ジャーナリングを始めるなら、持っているだけで気分が上がるようなお気に入りのノートや道具を用意してみましょう。自分だけの特別なアイテムを用意することも、自分自身を大切に扱っているというメッセージになります。
ノートは罫線や方眼があるものなど、自分が書きやすいと感じるものを選ぶとよいでしょう。ペンは少し太めのものを選ぶと、感情をはっきりと表現しやすくなります。
次におすすめなのがタイマーです。ジャーナリングは時間をかけるほどよいというわけではなく、時間を区切るほうが続けやすくなります。お気に入りの曲を BGM としてかけ、「この曲が終わるまで」と決めるのもよいでしょう。
アロマやお香を焚いたり、ハンドクリームなどを使うと気分のスイッチが入りやすくなります。アロマは以下の例のように気分に合わせて選んでみてください。
・ベルガモット……気持ちを切り替えたいときに
・ラベンダー……リラックスしたいときに
ティッシュやハンカチにアロマオイルを1滴垂らし、ノートの近くに置くだけで手軽に香りを楽しめます。
温かいハーブティーや白湯、ノンカフェインのコーヒーなどを用意して、ジャーナリングを始めてみてください。
【出典】『感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング』著:長沼睦雄
【著者紹介】
長沼睦雄(ながぬま・むつお)
十勝むつみのクリニック院長・精神科医。昭和31年生まれ。北海道大学医学部卒業後、脳外科研修を経て神経内科を専攻し、北海道大学大学院にて神経生化学の基礎研究を修了。その後、障害児医療分野に転向し、道立札幌療育センターにて14 年間児童精神科医として勤務。平成20 年より道立緑ヶ丘病院精神科に転勤し児童と成人の診療を行う。平成28 年に帯広にて十勝むつみのクリニックを開院。急性期の症状を対症療法的に治療する西洋医学に疑問を感じ、HSP・アダルトチルドレン・神経発達症・発達性トラウマ障害・慢性疲労症候群などの慢性機能性疾患に対し、「脳と心と体と食と魂」をつなぐ根本治療を目指す統合医療に取り組んでいる。
『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本』『繊細で敏感でも、自分らしくラクに生きていける本』(共に永岡書店)、『子どもの敏感さに困ったら読む本』『10 代のための疲れた心がラクになる本』(共に誠文堂新光社)、『その、しんどさは「季節ブルー」』(日本文芸社)など著書多数。
【書誌情報】
『感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング』
著:長沼睦雄
「しっかり休んでいるつもりなのに、疲れがとれない。」
「小さなことですぐに落ちこんでしまう。」
「頑張っているのに、空回りして上手くいかない」
そんな状態が続くとき、私たちはつい「もっと休まなきゃ」「前向きにならなきゃ」と自分を励まそうとします。
けれど、それでもラクにならないのはなぜでしょうか。
もしかしたら、その原因は、心の奥にしまい込んできた〈闇〉や〈影〉――
つまり、ふたをしてきた本音や感情にあるかもしれません。
怒り、悲しみ、不安、嫉妬、あきらめ。
感じてはいけないと思ってきた感情ほど、気づかないうちに心のエネルギーを消耗させていくのです。
そんなときに役立つのが、感情を紙に書き出す「ジャーナリング」。
誰にも見せないノートに、評価も正解も求めず、ただ今の気持ちを書いていくことで、心の奥に溜まったものが少しずつ流れ出し、不思議なほど心と体が軽くなっていきます。
本音を出すだけで、心は回復する。
ジャーナリングは、つい頑張りすぎてしまう人のための、
「書いて、出して、軽くなる」
感情デトックスというセルフケアです。
初めての方でも大丈夫。
この本は、「整えようとしない」「頑張らなくてもいい」、やさしいスモールステップで構成されています。
常時接続の現代だからこそ、自分とだけつながる時間を大切にすることで理由のわからないつらさが消え、他人の声に振り回されなくなります。
疲れきった毎日から抜け出し、本来の自分に戻るための1冊です。
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