愛猫の毛柄を遺伝子から読み解く方法! 真っ黒な毛とキジ模様を分ける境界線はどこ?【猫柄図鑑】

猫の毛柄を決める毛色の遺伝子【A/a 遺伝子座の特徴】

黒キジor 黒い毛を生やす

 A/a 遺伝子座には2つの対立遺伝子があります。ひとつは毛色に黒キジ模様が入るA 遺伝子。もうひとつは真っ黒な毛を生やすa 遺伝子です。2つの遺伝子には優劣関係があり、A 遺伝子はa 遺伝子よりも優位です。

 父と母からひとつずつ対立遺伝子を受け継ぐので、遺伝子型はAA 型、Aa 型、aa 型の3通りとなります。A 遺伝子がひとつでもあれば黒キジ模様が入るため、遺伝子型がAA 型かAa 型なら黒キジ模様が入ります。逆に、aa 型の場合はキジ模様のない真っ黒な毛が現れます。

A 遺伝子…毛色に黒キジが入る
a 遺伝子…体に真っ黒な毛を生やす

【黒キジの猫】

黒キジ模様が見られるので、この猫はAA 型あるいはAa型の遺伝子型であることがわかります。


【遺伝子型がAA 型、もしくはAa 型 ⇒ 毛色に黒キジが入る】

【遺伝子型がaa 型 ⇒ 真っ黒な毛が生える】

【POINT】
A > a なのでA 遺伝子がひとつでもあれば黒キジに!

キジ猫の模様を決める遺伝子

キジ猫のしましま模様にもいろいろなタイプがあり、これらも遺伝子によって決まっています。トラの毛柄や魚のサバの模様のように、平行なしましま模様(「サバトラ」ともよばれます)はT遺伝子によるものです。

一方、渦巻きのような模様は「ブロッチドタビー」と呼ばれ、これはtb遺伝子によるものです。T遺伝子はtb 遺伝子よりも優位なので、遺伝子型がTT やTtbならサバトラ、tbtb ならブロッチドタビーとなります。

サバトラ
遺伝子がTTやTtb

ブロッチドタビー
遺伝子型がtbtb

【出典】『猫柄図鑑』監修:山根明弘

【書誌情報】
『猫柄図鑑』
監修:山根明弘


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三毛猫はなぜ雌が多いのか、オッドアイはなぜ起こるのかなどの遺伝的なことから、
柄ごとの特性の違いを解明しながら解説しています。
猫を飼っている人もそうでない人も楽しめる楽しい「猫柄図鑑」です。

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