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U-15日本代表/城下拡擁する鹿児島実業に注目!鹿児島地区の甲子園での戦い&夏の展望とは!?【がっつり!甲子園2021】

Text:安東渉

全国49地区 夏の大会データベース
【鹿児島】

樟南、鹿児島実、神村学園の〝御三家〞が、有望株を揃えやはり最有力候補に。それを追うのが、春季大会準優勝の鹿屋中央。そしてNHK杯を制した鹿児島城西だ。


《2021年 センバツ結果》出場なし

●甲子園での戦い&夏の展望
強豪“御三家”を中心に各校が徐々に実力をつけ夏の大会を盛り上げる!

近年の鹿児島は、夏の甲子園最多出場の樟南と鹿児島実の名門2校と、昨夏の代替大会を制した神村学園の〝御三家〞3校が充実。秋季大会は神村学園、春季大会は鹿児島実が優勝。樟南も、秋季大会準優勝、春季は3回戦敗退ながら、変わらぬ強さでこの夏も優勝候補の筆頭となっている。

中でも、神村学園のエース・泰勝利は、昨秋九州大会で大分・明豊を相手に回まで無失点の好投を見せた好投手で、難しい試合でも安定したピッチングができる。

春季大会優勝の鹿児島実も、U-15日本代表に選ばれたこともある名捕手・城下拡をはじめ、実力派選手がズラリ。樟南もエース・西田恒河と捕手・森亮斗のバッテリーは県内屈指。夏までには優勝を狙えるチームになっているはずだ。

この校に待ったをかけているのが、月末のNHK杯を制した鹿児島城西。チャンスを確実にモノにする盤石な野球で上位を狙う。

ほかにも、春季大会準優勝の鹿屋中央も、春季九州大会を経験しさらに成長を続けているチームだ。

しかし、鹿児島勢の課題は、地方大会を勝ち進んだ後の甲子園にあるとも言える。御三家も含め、近年は好成績を残せていない現実を、今夏は必ずや払拭してほしい。

過去10年鹿児島 夏の甲子園/地方大会決勝戦績

全国49地区夏の甲子園DATABASE【九州編】

センバツでは、大分の明豊が全国制覇にあと一歩と迫る準優勝。そして、福岡の福岡大大濠がベスト8と大健闘を見せた九州地区。2年ぶりとなる夏の甲子園では、南日本勢の力をさらに見せつけたい!

実力校が揃う九州地区今年こそ全国制覇を狙う

例年と比べても、絶対的な実力を維持する常連校と新興勢力ともいえる新たな強豪校が、どの県でも入り乱れている印象の九州地区。

その中でも、今年のセンバツ大会決勝で東海大相模を最後まで苦しめた、大分の明豊をはじめ、同じくセンバツベスト8の福岡・福岡大大濠、沖縄の興南など、往年の甲子園ファンにはおなじみとなっている常連の名前が目立ち、全国でも十分に通用するチームを作り上げてきている。

しかし、今夏の最注目は春のセンバツに21世紀枠として甲子園初出場・初勝利を挙げた沖縄の具志川商だ。センバツでは同じ九州勢の福岡大大濠に及ばず2回戦敗退となったが、その勢いは止まらず、春季九州大会ではセンバツで破れた福岡大大濠に準決勝で完勝するなど、並み居る強豪校を撃破して初優勝を果たしている。

その他にも、多くのプロ注目選手が揃う九州国際大付など、今夏の九州地区には実力のある高校が揃う。

2010年の沖縄・興南以来、11年ぶりに深紅の優勝旗を掴み取る高校が現れるかもしれない。

過去5年 九州 地方大会結果

『がっつり!甲子園2021』7月5日発売!

2年ぶりの夏が戻って来た!自粛ムードにつつまれた日本列島に清々しい活気の旋風を巻き起こす球児たち!この夏の主役候補たちに大接近!春夏連覇を目指す東海大相模の門馬監督と石田隼都投手!ドラ1候補、大注目の小園健太投手(市立和歌山)、達孝太投手(天理)の直前の意気込み!甲子園を目指しユニークなチームづくりを仕上げてきた注目校もクローズアップ!高校野球ファンのあなたにぜひ手に取ってみて欲しい一冊です! !

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