「過剰な平等意識」で夫婦関係が険悪に! 育児期に陥ってしまう「道連れ思考」とは!?【無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典】

「道連れ思考」で夫婦関係を悪化させないために

相手の気持ちも大事に、一緒に家事・育児を

 女性の社会的進出が進むにつれ、社会的なジェンダーフリーへの取り組みをはじめ、男女ともに平等意識を強く抱くようになってきました。そんな傾向もあってか子どもを産んだ妻から、父親となった夫に対し、「平等に子育てに参加してほしい」と望む声も出てきています。そして、それが極端に走ってしまった例として挙げられるのが「道連れ思考」です。

 道連れ思考とは、「自分ひとりが大変な思いをするのが許せず、いかなるときも夫婦一緒で子育てすべき」という考えに囚われた妻が、つねに行動を共にすることを夫に強要するというものです。

 ここでは、夫であるAさんとその妻の共通の友人夫妻が、およそ3年ぶりに夫たちの地元に帰省した際の例を挙げましょう。Aさん夫妻と友人夫妻はお互いに子連れの帰省でしたが、久しぶりだし小一時間だけ男二人で飲みたい、という話になりました。友人の妻は「子どもたちは遊ばせておくから行っておいで」と言いましたが、Aさんの妻は「その間、なんで私たちだけが子どもの面倒を見るの?」と言って行かせてもらえず、普段から飲み会にも参加せず、積極的に家事、育児に関わってきたAさんとしては、たまの楽しみさえ許されないのか…とこのときばかりはしょげてしまったそう。

 今回であれば以前からAさんの妻とも親交のある友人の妻も協力してくれている状況ですが、『夫が今必要か』というのは二の次で、それよりも妻が持つ“夫婦は平等であるべき”という感情が上回っており、ある種『道連れ思考』になってしまっているといえます。夫だけが楽しんでいたり、自分だけが家事・育児をしている状況をどんな理由であれつくるべきではない、と頑なに考えているのです。しかし、その「こうあるべき」という考えのなかに『相手の気持ち』という尺度は入っていません。確かに夫婦は平等であるべきですが、いくら正しい考え方だからと相手のストレス発散や楽しみを奪うような強制力でやり過ぎると、積もり積もって爆発し、最悪離婚、といった結末になる可能性も否定できません。正しさで行動は制限できても、相手の気持ちは制限できないのです。

道連れ思考をなくすための取り組み

 そこでオススメなのが、お互いに好きなことをやるときにはできる範囲で譲歩し、“楽しみも平等にする”こと。たとえば、夫が飲みに行って楽しんできた、ということであれば、次は自分の番。子どもを預けて友だちとランチに行ったり、行きたかったけど夫が「遠いし…」と消極的なので行けていなかったアミューズメントパークに家族で行くなど、妻側の楽しみも平等に叶えるのです。そうすることで、お互い楽しみに向かう際にも「行ってらっしゃい」と笑顔になれるかもしれません。せっかく家族になったのに、『平等』に固執しすぎて無用なストレスをためていたらもったいないです。夫婦そろって笑顔で過ごせるよう考え方を変えてみましょう。

【出典】『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』監修:岡野あつこ/イラスト:もち

【書誌情報】
『無自覚な夫のための妻の地雷ワード事典』
監修:岡野あつこ/イラスト:もち


【Amazonで購入する】

【「今日一日、なにやってたの?」生活の中で何気なく夫が踏みがちな最凶地雷ワード集が誕生!】

夫婦は相手をリスペクトしてこそうまくいくものですが、同棲や結婚、出産などの環境の変化を機に、夫の無自覚な一言によってトラブルになってしまう夫婦は多くいます。
その背景には、夫が妻の立場に経って考えられていなかったり、「自分がメインでやるべきことではない」という勝手な決めつけによる言動が妻の気持ちと距離を生んでいることもあります。
本書では、夫婦問題研究家として3万8千件以上の夫婦関係の相談などを受けてきた監修者と共に、妻をイラっとさせる『地雷ワード』をイラストを交えながら80ワード以上掲載します。
男性側からの「今日一日、何やってたの?」「俺も家事とか育児とか手伝うから」などを始め、「言ってくれればやったのに」といった主体的に考えていないような発言や、「イクメン」「家族サービス」など、『地雷単語』が入ったワードもたっぷりと掲載します。
さらに、女性から男性に対しての地雷ワードなども紹介し、男女どちらの視点からも役に立つ一冊を目指します。
地雷ワードを知ることでその言葉の中にどういったニュアンスが含まれ、なぜその発言が相手をイラっとさせるのかが明確にわかるのはもちろん、理由をしっかり理解することで、相手の立場に立った考え方ができるようになったり、どちらも主体的に動くようになったりと、夫婦関係の改善に繋がります。
また、相手を傷つけてギクシャクしないための地雷ワードの言い換えも紹介。
うっかり言いがちな地雷ワードを通して、夫婦関係を見直せるようになる一冊です。

この記事のCategory

求人情報

インフォテキストが入ります