睡眠不足で免疫力が下がる理由。深い眠りと「成長ホルモン」が細胞を修復する仕組み【睡眠の話】

免疫力を上げて抵抗力を高める最高の睡眠方法

深いノンレム睡眠は、脳の休息時間

短い断眠は交感神経を活発にし、免疫力を上げるという報告もあります。しかし、睡眠不足による免疫力の低下は明らかです。

免疫はホルモンと連動しているので、睡眠不足などでホルモンバランスがくずれると、正常に機能しなくなります。

とくに、代謝にかかわる成長ホルモン(グロースホルモン)は、最初のノンレム睡眠が現れないと分泌が激減し、傷ついた細胞の修復に差し支えます。結果、免疫力が低下し、菌やウイルスが侵入しやすくなってしまうのです。

風邪やインフルエンザにかかると、熱が上がって苦しくなり、とても眠くなります。これは免疫が正しく機能している証です。

ウイルスが体内に侵入すると、その情報を受けとった免疫細胞が、別の免疫細胞にサイトカインという生理活性物質の一種を出して指令します。すると、指令を受けた細胞が、ウイルスに感染した細胞への攻撃をはじめます。

このときサイトカインは、免疫細胞が十分に機能してウイルスと闘えるよう、体温を上げ、体を休めるなどといった指令も出してサポートしています。そのため熱が出たり、眠くなったりするのです。免疫が正しく機能するよう、適切な睡眠で体を整えておくことも大切なのです。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話』 監修:西野精治

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『眠れなくなるほど面白い 図解 睡眠の話』
監修:西野精治

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