ひざ痛の原因は軟骨じゃない!? 見落とされがちな『外反母趾』との関係【眠れなくなるほど面白い 図解 足と脚の話】

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ひざが痛い人は外反母趾を治せばよくなる

ひざの痛みは軟骨のせいではない

 外反母趾になっている方は、同時にひざの痛みを抱えている場合がとても多いです。また、ひざが痛い方は、気づいていないだけで外反母趾になっているかもしれません。なぜなら、この2つが発生するしくみが共通しているからです。

 ひざ痛も外反母趾も、ひざが内側を向いていることが原因で起こります。まっすぐ立って、つま先とひざのラインが垂直なら正常。内側に傾いていたら、ひざが内側を向いているということ、つまり過剰回内です。対処法は、ひざを内側に向ける歩き方をやめて、正しい歩き方をすることです。これで外反母趾もひざ痛も改善します。

 さらに、ひざの痛みは軟骨がすり減ったせいだとよくいわれますが、このことから実はそうではない場合が多いということがわかります。もちろん、軟骨が原因のこともあるので、下図を参照してご自身でチェックしてみてください。ひざの下を両側から狭んで固定してひざを曲げたときに、より曲げることができたら、そのひざの痛みは軟骨のせいではありません。説明すると、ひざの下には脛骨と腓骨という対になった骨があります。ひざを内側にねじることでこの2つの結合がゆるみ、ひざに痛みが生じているのです。

 年齢を重ねれば誰でも軟骨はすり減りますが、実際はひざ痛がない方もいます。まずは正しい歩き方で治るかどうか、実践してみてください。

ひざ痛の人も外反母趾の人もひざが内側を向いている

ひざの痛みは軟骨がすり減ったせいではない場合も多い

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 足と脚の話』著:中島武志

【著者紹介】
一般社団法人ネイティブウォーキング協会 代表理事
中島武志(なかじま・たけし)
独自開発の歩き方「かかと集中歩き(ゆるかかと歩き)」で、外反母趾を始めとしたさまざまな足の症状が改善することを提唱する足の専門家。医療用測定器での数千に及ぶ改善データを公表し、各界で注目を浴びる。「かかと集中歩き(ゆるかかと歩き)」を導入した治療院や個人・団体は、日本全国に200以上(2026年1月現在)。現在の主な活動は、後進の育成、YouTubeやオンラインセミナーなどでの情報発信、企業や研究者との共同研究など。サントリーグローバルイノベーションセンター株式会社、サントリーウエルネス株式会社と長年協力関係にあり、歩行指導動画の指導監修、足の測定プログラムの開発など多様な共同開発を行っている。著書に『足・腰・ひざの痛みが消えるゆるかかと歩き』(あさ出版)がある。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 足と脚の話』
著:中島武志


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いつもなんとなく立ったり歩いたりはしているものの、その立ち方や歩き方が今現在の体の状態を作っていることはあまり知られていません。
足先の着地から始まり、その力が上へ上へと登っていき、下半身、上半身へと繋がっていくので、実はひざの痛みや腰痛はもちろん、上半身の痛みや不調ですら脚と足の使い方が正しくできていないために起こっていることもあります。
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