不安になる前に知ってほしい。女性ホルモンの減少は「アップダウンに左右されない次のステージ」への一歩【眠れなくなるほど面白い 図解 更年期の話】

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不調に悩まされない体になる更年期のしくみ

閉経してエストロゲンが減少したら女性としてどうなるの?

ホルモンは体内環境を保つ調整役

 エストロゲンは美と健康に欠かせない、女性にとって大切なホルモン。でも、閉経後に卵巣が機能しなくなり、エストロゲンの分泌が減少したらどうなるのでしょうか。不安になる前に、そもそも「ホルモン」とはなんなのか、まずはその実態から知っておくといいかもしれません。

 ホルモンとは、ひと言でいうと「体の働きを調節してくれる物質」。多くが脳下垂体や甲状腺、卵巣などの生殖腺といった内分泌腺でつくられ、血流とともに全身をめぐりながら体内環境を調整しています。女性ホルモン以外にも、成長や発達をサポートする「成長ホルモン」、体内環境を維持する「甲状腺ホルモン」など多種多様なホルモンがあり、その数は50種類ともいわれます。その1つがエストロゲンというわけです。

 エストロゲンは女性にとって月経や妊娠・出産の「調整役」です。閉経後にエストロゲンが減っても、決して「女性として終わってしまった」と嘆く必要はありません。エストロゲンが行っていた役割を必要に応じて補えばいいのです。

 エストロゲンのサポートがなくなるのは、むしろ体の自然な変化。月経周期から解放され、何事も落ち着いて取り組める時期です。エストロゲンのアップダウンに左右されない「次のステージ」へステップアップできると前向きに考え、ありのままの自分を受け入れてみてください。

「ホルモン」が何かわかれば怖いことはない

 更年期に不安を持つ方は、「ホルモン」とはどのような働きをするものなのかを知ることで、不安が少しやわらぐかもしれません。

成長、発達系のホルモン

成長ホルモン、活性型ビタミンD など。脳、骨、筋肉などの成長、体と心の発達をサポートするホルモン。

生殖系のホルモン

エストロゲン、テストステロンなど。女性らしい体、男性らしい体をつくり、エストロゲンは、月経や妊娠などのサポートもするホルモン。

メンタル系のホルモン

ドーパミン、オキシトシンなど。幸福感、集中力、気力、判断力などのバランスをサポートするホルモン。

体内環境系のホルモン

メラトニン、甲状腺ホルモンなど。体温、血圧を一定に保つ、睡眠、食欲コントロールなどをサポートするホルモン。

エネルギーの産生、代謝、貯蔵系のホルモン

インスリン、グルカゴンなど。食べたものからエネルギーをつくり、代謝をして使い、余ったものの貯蔵をサポートするホルモン。

エストロゲンの減少は、自分の体と丁寧に向き合うチャンスだと前向きにとらえ、食事や運動、睡眠、そして必要に応じて補うなど、できることは自分から進んでとり入れてみましょう。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 更年期の話』著:高尾 美穂

【著者紹介】
高尾美穂(たかお・みほ)
医学博士・産婦人科専門医。東京慈恵会医科大学大学院修了。同大学附属病院産婦人科助教、東京労災病院女性総合外来などを経て、女性のための統合ヘルスクリニック イーク表参道の副院長に就任。日本スポーツ協会公認スポーツドクターで、ヨガ指導者でもある。「すべての女性に、よりよい未来を」をモットーに、医療、ヨガ、スポーツの3つの活動を通じ、専門的な知識をわかりやすく伝える啓発活動にも積極的に取り組み、テレビなどのメディア出演、講演活動、stand.fm「高尾美穂からのリアルボイス」でメッセージを発信するなど、多方面で活躍中。『今日も一日ご機嫌で 高尾美穂流生き方ガイド 体も心もいい感じ』(清流出版)『高尾美穂のオトナ世代のこころとからだ相談室』(扶桑社)など著書多数。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 更年期の話』
著:高尾 美穂


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人生のフェーズ変化期間“更年期”の正体と、効果の高い不調の改善法を厳選して紹介!

「更年期はいつから始まる?」「女性ホルモンが減ると体に何が起きる?」「不眠・イライラ・太りやすさはどうすれば改善する?」など、
更年期の仕組みと対策を図解でわかりやすく解説します。

なんとなく体調がすぐれない、気分が落ち込みやすい、急に汗が出る、眠れない――。
そんな不調が続いているのに、「年齢のせいだから仕方ない」と我慢している人は少なくありません。

しかし実は、その多くは女性ホルモン(エストロゲン)の急激な減少によって起こる“更年期”のサイン。
更年期の仕組みを知らないまま過ごしてしまうと、不調に振り回され、心も体も大きな負担を抱えてしまいます。

また、更年期は人生のフェーズ変化の期間であり、決してネガティブなことばかりではありません。
一定期間のホルモンバランスの乱れを乗り越えた後には、生理痛・PMSが無くなる、または軽くなったり、体としては楽になる人も多くいます。

逆にいえば、更年期の正しい知識と対策を知るだけで、体調や気分は大きく改善します。

『エクオール活用法』『4秒8秒呼吸法』『尿漏れが無くなる骨盤底筋トレーニング』『体が楽になる睡眠の整え方』など、
日常生活で実践できる方法を知れば、更年期ともポジティブに付き合っていけます。

さらに、
「卵巣は40年の期限付きで働く臓器だった」
「更年期の不眠は寝入りの3時間がカギ」
「救世主といわれる“エクオール”のすごい効果」
「つらいときはHRTで改善する」など、
知っておくと一生役立つ更年期の知識も満載です。

これ一冊で更年期の仕組みと対策がすべてわかり、
不安を減らして、これからの人生をもっと元気に過ごせるようになります。

自分のために、そして家族のためにも、ぜひ読んで頂きたい一冊です。

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