東恩納蒼が9回1失点5Kの好投で完投
8月16日に行われた夏の甲子園大会3回戦に登場した沖縄尚学(沖縄)の東恩納蒼は、9回を128球で8安打1失点5奪三振1四球。県大会から続いていた無失点記録は48回でストップしたが、創成館(長崎)を1失点に抑え、沖縄尚学を9年ぶりに8強に導いた。
東恩納蒼は、初回からヒットは許すも、ホームを踏まさず、7回まで無失点。8回2アウト2塁のピンチで、創成館の永本翔規に5球目141kmストレートを捉えられ、1点を奪われるも、9回は代打攻勢の創成館を三者凡退に抑え、2試合連続完封を逃したが9回8安打1失点5奪三振で完投した。
沖縄尚学は投打がかみ合い、7回に知花慎之助のタイムリーツーベースヒットで1点を先取し、8回に大城和平の走者一掃の3点タイムリーツーベースヒットなどで4点を追加し、5-1で創成館に勝利し、9年ぶりに8強へ進出した。
東恩納蒼(ひがしおんな あおい)/沖縄尚学【沖縄】
172cm70kg 右投左打 最速147km 投手
変化球:スライダー、カーブ、ツーシーム
県大会から48回無失点を記録した172cmと小柄ながらプロ注目の最速147km右腕。
最速147kmのストレートとスライダーとのコンビネーションに加え、左打者には外へのツーシームで打者を打ち取る。
2年生秋の新チームから主戦投手としてチームを牽引。粘り強いピッチングで先発として試合を作れ、選抜大会で2完投勝利を挙げた。U-18日本代表候補にもなっている。
東恩納蒼を巨人、ソフトバンク、中日など、複数球団が興味を示している。
公開日:2023.08.17