若年性アルツハイマーの診断から本山式筋トレで劇的に改善! 毎日が楽しく幸せで、長生きしたい
【体験者の声】「私たちMCI&認知症初期から回復しました!」女性67歳 訪問ヘルパー
完璧主義の私は、母の介護、仕事、責任者を務める習い事など、あらゆる場面で自分を追い込むような毎日を過ごしていました。そして60歳のとき、医師から若年性アルツハイマーと診断されました。はっきりと自覚はしていませんでしたが、会社では何度か倒れて救急車で運ばれたり、家では何かに取り憑かれたように不安になって泣きじゃくったり、壁を叩いたりするなどパニックとうつ状態を起こすことがありました。それも認知機能障害の症状だったようです。
頭の中に綿をパンパンに詰められ、その中の小さな穴からものを見ているような感覚で、今日1日のことすら思い出せないもどかしい日々。毎日泣いてばかりいた私を心配した姉が、本山先生が指導するクリニックを見つけてくれました。ですが、駅から病院までもまともに通うことができず、予約をキャンセルしてしまうこともしばしば。認知機能トレーニングのデイケアに参加しても「私はダメだぁ!治るはずなんてない、生きていても仕方ない!」と泣いてばかりでした。
そんな状態ではありましたが、週に2回の本山式感覚トレーニングだけはなんとか続けていました。当時は、いくら歩いても筋トレをしても、痛みも疲れも感じませんでした。3年たった頃、ふと、暗闇の中の突破口を見つけたように「本山先生を信じてみよう!」と思ったんです。今思えば、これが先生の言う感覚神経がつながった瞬間だったのではないかと思います。そこからは焦らず、前向きに筋トレを続けました。その結果、筋肉に刺激や痛みを感じるようになり、徐々に頭の中に詰まっていた綿が消え、すっきりクリアになりました。
診断から4年目。若年性アルツハイマーと診断した医師は回復した私を見て、首をかしげながら「こんなことがあるんだ」と不思議がっていました。症状がひどかったときのことはいまでも何一つ思い出せません。当時、私を気遣った姉は何度か海外旅行に連れて行ってくれたそうですが、写真を見せられても本当なのかと思うほど。それほどひどい状態だった私ですが、いまでは仕事も日常生活も問題なく暮らしています。毎日が楽しく幸せすぎて、1日でも長生きしたいと思っています。
【出典】『認知機能改善30秒スクワット』著:本山輝幸
【書誌情報】
『認知機能改善30秒スクワット』
著:本山輝幸
「約束の日時を間違える」「今言ったばかりなのに覚えていない」――。
そんな認知症の初期段階や軽度認知障害(MCI)なら健常者レベルまで脳機能は戻せる!
認知症予防・改善専門の運動療法士が教える、奇跡の30秒スクワット!
「日時がわからなくなる」「食べたものが思い出せない」「今言ったばかりのことを覚えていない…」――。
認知機能の低下に気づくきっかけはさまざまですが、「なんだか最近記憶力が悪いかも…」と自分で自覚している人はもちろん、高齢の家族と接していると、「前より少しおかしい……」と違和感を感じる人もいるのではないでしょうか。
それはもしかしたら認知症の初期段階、もしくは“認知症グレーゾーン”と呼ばれる『軽度認知障害(MCI)』という認知症の前段階かもしれません。
軽度認知障害は何もしなければそのまま“4年以内には50%、6年以内には80%が認知症になってしまう”と言われる状態ですが、その段階、もしくは認知症になっても初期段階であれば認知機能を健常者レベルまで戻せる方法があります。
それが、認知症改善専門の運動療法士である著者が教える、『認知機能改善30秒スクワット』です。
著者の20年以上の研究により、“体の感覚神経と脳機能には相関関係がある”ということが明らかになってきました。
感覚神経とは、痛い、熱い、寒い、などを体が知覚する神経のこと。
徘徊する中度以上の認知症患者は痛みをあまり感じないため、どこまでも歩いて行ってしまいますが、そのように『感覚神経』が鈍くなってしまっている人ほど認知機能が衰えてしまっているのです。
ただし、運動と言ってもウォーキングやジョギングなどの有酸素運動ではなく、『本山式感覚神経トレーニング』という筋力トレーニングです。
トレーニングと聞くとつらそうなイメージもありますが、30秒だけでもしっかり感覚神経に刺激が入り、認知機能の改善に繋がるように開発されたのがこのスクワットです。
太もも、おしり、ふくらはぎなど、重要な下半身の感覚神経を1つの運動で鍛えられ、時短なのに効果絶大な運動法により、認知機能の改善が期待できます。
日常生活に支障は出ていないものの、もの忘れや、今言ったことをすぐ忘れてしまうような症状がある人、その家族にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。
公開日:2024.12.28