コラム

母性遺伝のミトコンドリアDNAとは!?【病理学の話】
女系の祖先はミトコンドリア・イヴ? ミトコンドリアは、細胞の核以外に存在する唯一のDNAという特殊な機能を持っています。 このDNAを「ミトコンドリアDNA(mtDNA)」といい、核DNAに比べ数が多く数百から数千個あり […]

体細胞には46本の染色体がある!【病理学の話】
染色体とゲノムの関係とは!? 染色体は「遺伝情報の発現と伝達を担う生体物質」です。塩基性色素(ヘマトキシリンなど)でよく染色されることから染色体と名づけられました。 DNAがヒストンと呼ばれるタンパク質に巻きついて、糸状 […]

遺伝子とDNAはどう違う?【病理学の話】
記録媒体の名前と書きこまれた情報 DNAと遺伝子は、その持つ意味がまったく違います。これまで述べてきた通り、DNAというのはあくまでも物質名であり、遺伝子というのはどちらかというと概念的なものです。 辞典などで遺伝子を調 […]

セントラルドグマってなに!?【病理学の話】
転写、翻訳の順でDNA情報が解読される DNAは遺伝情報を持っていますが、DNAそのものが何らかの機能を持っているわけではありません。情報はタンパク質を介して発揮されます。 1958年、DNAの二重らせん構造を発見した科 […]

生命の設計図といわれるDNAの重要なルールとは!?【病理学の話】
4種類の物質が遺伝情報を左右する 細胞の核内にある染色体の中には、人の外見や脳の働き、寿命などに影響を与える遺伝子が入っており、さまざまな遺伝情報を親から子へと伝えます。 遺伝情報は染色体の「DNA」に蓄えられています。 […]

ユニークな細胞小器官の働きとは!?【病理学の話】
小胞体、ゴルジ体、リボソーム、リソソーム 私たちの体はたくさんの細胞で成り立っている「多細胞体」です。細胞はその特徴から、核を持った細胞「真核細胞」と、核のない「原核細胞」に分けられます。 原核細胞からなる原核生物は核が […]

細胞を支える小器官たちの働きとは!?【病理学の話】
ミトコンドリアはエネルギーを生みだす 細胞をもう少し詳しくみると、原形質と呼ばれる半流動性の水分の中に粒子の大きな別の物質が溶けている「コロイド溶液」からなっています。 核やゴルジ体、ミトコンドリアなどのさまざまな形態や […]

細胞はいろいろな顔をもっている!【病理学の話】
細胞が集まって、体の組織ができる 細胞の種類は、250〜300種類といわれますが、体全部の細胞40兆個のうち、意外なのは6割以上が「赤血球」ということです。 血液細胞(血液)には、赤血球、白血球、血小板の3つがあり、赤血 […]

人の体をつくる40兆個もの細胞とは!?【病理学の話】
細胞にも寿命があり、自殺もする 細胞とは、私たちの体をつくっている生命の最小単位で、脂質の膜で囲まれた袋です。ヒトの体は約40兆個もの細胞が集まってできていて、細胞一つひとつはしっかり呼吸をして生きています。 1個の細胞 […]

アイデアが次々と湧く脳になる方法とは?【脳の話】
「アハ!体験」でひらめきのクセをつける ある大手のおもちゃメーカーでは、新入社員にアイデア出しのトレーニングをさせるそうです。学生時代、おもちゃについて真剣に考えたことなどなかった人がほとんどですから、はじめは1日中考え […]

ひらめきを忘れない方法とは?【脳の話】
ひらめきを定着させる仕組みがある 厄介なことに、ひらめきはいつ起こるかわかりません。そこで、脳には、いつ起こるかわからないひらめきを逃さないために、ひらめきを定着させるための回路が備わっています。 前頭葉に、前部帯状回と […]

ひらめきを生む原動力は、一体なに?【脳の話】
記憶の編集力こそがひらめきの原動力 創造性とは「無から有を生み出すこと」ではありません。これと同様に、ひらめきを生むためには記憶を司る側頭葉に、ある程度の準備ができていないといけません。 その準備というのは、「学習する」 […]