コラム

侍は序列が命!武士の住まいから見える日本の建築の面白い話【建築の話】
主従関係を視覚化した書院造 近世、江戸時代に成立した武士の住まいを書院造と呼びます。戦いを本業とする武士にとって、何より重要なのは主従関係でした。その考え方は建築にも反映されています。 まず最優先されたのは、主人の威光を […]

8.オリエントとは異なる地中海の明るい文明【世界史】
伝説に彩られたクノッソス宮殿が物語る謎の民族・社会組織。 クレタ・ミケーネ文化はミノス・ミケーネ文化ともいう。ミノスとはクレタ島の王の呼称であり、「クレタ島の」という意味もあるためだ。 クレタ島はエーゲ海の南端にあり、東 […]

今とどれ程違う?平安貴族のおもしろい家屋のつくり方【建築の話】
家具をつかって空間をつくりかえる 平安時代の貴族が暮らした住まいを寝殿造といいます。中心にある寝殿は、広いワンルームに塗籠という寝室をセットにした建物です。同じようなワンルームの対屋を三方に配置し、コの字型に回り廊下でつ […]

7.地方豪族の成長、混乱の時代を経て再統一【世界史】
ナイル上流の第十一王朝が中下流勢力を征服。空前の繁栄を誇る。 エジプトでは古王国時代、第四王朝のクフ王らが大ピラミッドを建立するときは、率先して馳せ参じた豪族たちが第六王朝以後、自分の出身地で独自の思想でピラミッドを建設 […]

世界中のさまざまな建築は「人間の身体」をモデルにしてつくられている!?【建築の話】
身体がもっとも身近なモデル 子どもたちの描く家の絵には共通点があります。多くの子が四角い箱に三角の屋根、左右に窓をつけ、その間にドアを描くのです。この絵は人間の顔に似ています。しかも窓は外を見る目、庇は眉毛のように窓を保 […]

6.サルゴン王とハンムラビ王による統一と再統一【世界史】
サルゴン王のアッカド王国建設からハンムラビ王の法による支配へ。 紀元前3,000年頃、メソポタミア南部各地には、シュメール人が築いたエリドウ、ウル、ウルク、ラガシュ、シュルッパク、ニップール、キシュなどの都市国家が乱立し […]

建築物は「完成」ではなく「竣工」というはなぜ?「建物は住み続けることで完成する」という日本的考え方【建築の話】
メ建築儀礼には意味がある 「竣工」とは、建築工事が終わったことを意味する言葉です。だったら完成と同じではないかと思うかもしれませんが、それは違います。建物は住み続けることで完成に近づいていくと考える文化が、日本にはあるか […]

オリックス大躍進。 仰木彬とイチロー【二宮清純 スポーツの嵐】
がんばろうKOBE オリックス、25年ぶりのリーグ優勝なるか!? だが千葉ロッテとのV争いは予断を許さない。 仮にオリックスが優勝すれば、MVPはエースの山本由伸で決まりだろう。この原稿を書いている10月17日現在、2 […]

5.前後の脈絡がない完璧な都市文明の謎【世界史】
突然に始まり、突然に消えた文明の正体は未だにわからない。 いわゆるインダス文明は、どういう文明なのか、未だにわからない。不明のままである。 二十世紀初頭、ハラッパー遺跡とモヘンジョダーロ遺跡の発掘によって、規則正しく組み […]

一畳のサイズはどのくらい?知れば知るほど面白い日本独特の寸法とは!?【建築の話】
地方で違う畳の寸法 日本人の平均的な肩幅は1尺5寸(45.5センチ)。廊下でふたりがすれ違うには倍の91センチ(3尺)が必要なので、畳の短い一辺(短辺)の幅はこの長さが基準になっています。長い一辺(長辺)が2倍の182セ […]

4.古代王国とピラミッドを生んだ母なるナイル【世界史】
上下エジプトの二大勢力を合体し、統一する母胎が形成される。 現代のエジプトは砂漠地帯にあるので「砂漠の国」のように思われているが、古くから「ナイルの賜物(たまもの)」と言われる大河の恵みによって、確実に営まれる緑豊かな穀 […]

知れば知るほど面白い日本と西洋の建築の違い!日本の建物の美しい曲線とは?【建築の話】
メラニン色素と人類の進化による環境の変化 日本と西欧では曲線が違うといったら驚くかもしれません。たとえば熊本城の石垣の稜線は下にさがるほど曲がりが強くなっています。お寺の屋根もよく見ると、上と下で反り具合が違っていること […]