コラム

がんのステージって何?【病理学の話】

がんの大きさや転移状況を数値で表す がんの進行具合を段階的に分けたものを「病期分類」または「ステージ分類」といいます。基本的には、がんの大きさと広がりによって分類しますが、臓器や組織によって分類方法が違います。 代表的な […]

喫煙・飲酒・ウイルス!身の回りの発がん物質とは?【病理学の話】

身の回りには発がん性物質で溢れている がんが発生する外因としては、喫煙、飲酒、食物(牛・豚・羊)、化学物質(発がん物質ともいわれる)・環境汚染、ウイルス、放射線などがあります。 また、内因としては、年齢、体格、遺伝子(家 […]

がんとは悪性腫瘍の総称をいう【病理学の話】

がん細胞は増殖を続け止まらない! 全死因の中で1位ということで、いちばん恐れられている病気は何といっても「がん」でしょう。 がんの語源は英語の「cancer」でカニという意味です。ギリシャ時代のヒポクラテスの著書にも登場 […]

貧血はどうして起きるのか?【病理学の話】

怖い造血機能の低下による「再生不良性貧血について知ろう! 赤血球系の病気で多いのは「貧血」です。赤血球数やヘモグロビンが基準値よりも減少した状態の総称をいいます。 風邪と同じように軽く考えられがちですが、血液検査を受け、 […]

知っておきたいカラダの知識!血液はどこでつくられるの?【病理学の話】

多くは骨の中心「骨髄」でつくられる 19世紀に入ってはじめて、血液が骨の中心部である「骨髄」でつくられることがわかりました。しかし、すべての血液が骨髄だけでつくられているわけではありません。 血液のうち、骨髄の中でつくら […]

知っておきたいカラダの知識!血管の役割って何?【病理学の話】

血管の老化は重篤な病気の引き金になる 血管は、心臓から拍出される血液を送り出す「動脈」、二酸化炭素を回収して心臓に血液を返す「静脈」、動脈と静脈の間にあり動脈血中の酸素と栄養素を末端組織に供給する「毛細血管」の3種類に大 […]

知っておきたいカラダの知識!血液って何?【病理学の話】

酸素や栄養分を運び、老廃物を回収する 血液とは、体の中を網の目のように巡る血管の中を循環し、生命の維持に関する大切な働きをします。 体内を循環する血液の量は、個人差はありますがおよそ体重の13分の1とされていて、「細胞成 […]

医療の最先端!進むiPS細胞の臨床研究【病理学の話】

iPS細胞とES細胞の違いを知る 「iPS細胞」を開発した山中伸弥教授は2012年、ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。 iPS細胞とは、日本語では「人工多能性幹細胞」といいます。「多能性」とは、いろいろな細胞になれる […]

夢の長寿遺伝子があるってホント?【病理学の話】

腹7分目が健康寿命を延ばす 生物には、ほ乳類や昆虫から、単細胞のような下等生物と、さまざま存在していますが、すべてに共通した生命現象があります。それが老化現象です。 老化研究では、体長が1mmくらいの1000個ほどしか体 […]

今注目されているガンの進行を止めることができる細胞とは?【病理学の話】

細胞の老化を止める酵素、テロメラーゼ 細胞の再生能力は修復と再生だけでなく、人の寿命にも関わっています。老化は組織の再生能力が加齢とともに衰えてくる現象ですが、再生能力がなくなれば、個々の細胞だけでなく、体にも寿命がきま […]

私たちの体はどうやってウイルスと戦うの?【病理学の話】

前線部隊と後続部隊が協力して攻撃 体の免疫システムには、どのような敵に対しても同じような機構で防衛する「自然免疫」と敵の性格を知り、その敵に対して専門的な武器で防御にあたる「獲得免疫」と呼ばれる2つのシステムがあります。 […]

体の防衛隊「免疫細胞」の働きとは!?【病理学の話】

活発に貪食作用をする、マクロファージ 体に侵入してきた異物や病原体、また体内にできた腫瘍などの悪性新生物などを認識し、攻撃する免疫反応を担当する血液やリンパ液の中に存在する細胞を、「免疫細胞」または「免疫担当細胞」といい […]
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