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寝たきりへとつながってしまう高齢者の転倒の応急手当の方法とは?【応急手当ハンドブック】

高齢者の転倒

高齢者はちょっとした段差で転倒することがある。転倒をした場合の症状は、そのときの体勢などによって症状が異なる。骨が弱くなっているので、骨折することも少なくない。頭を強く打つと、意識を失うこともある。

【応急手当】
①安全な場所に移動する
屋外で交通量の多い場所の場合など、そこに留まると危険がある場合は、落ち着いて安全な場所に移動する。
②意識を確認する
大きな声で呼びかけるなどして、意識を確認する。意識がなければ、救急車を呼ぶ。救急車がくるまでは状況に応じて気道確保などを行う。
③外傷を確認する
ここからは意識がある場合の対応。出血や擦り傷がないかを確認する。出血していたら止血する(意識がない場合でも出血していたら止血する)。
④ネンザや骨折を確認する
骨折すると患部が痛みとともに患部が腫れる。できるだけ動かないように患部を固定して病院へ。

高齢者は筋力が弱まり、足をあまりあげずに歩かなくなる。また、体のバランスを崩したときに姿勢を立て直しにくくもなる。そのため、ちょっとしたものが転倒のきっかけとなる。応急手当を知るとともに、できるだけリスクを減らすことが重要である。たとえば、「部屋のなかは整理整頓を心かげて、つまづくようなものは床に置かない(コンビニのビニール袋で滑って転倒することある)」、「スリッパは避けて、ゴム底の室内履きを利用する」などが、転倒予防に役立つこととしてあげられる。

出典:『図解 応急手当ハンドブック―アウトドア レスキュー 家庭』

【書誌情報】
『図解 応急手当ハンドブック―アウトドア レスキュー 家庭』

シーン別、ケガや病気・症状別に応急処置の方法がすぐに見つかる!一家に一冊、救急時に必ず役立つ!

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