コレステロールの重要性
中性脂肪、LDLコレステロール、HDLコレステロール、この3つのうちのいずれかが基準値を外れると「脂質異常症」と診断されます。そもそもコレステロールは、全身の細胞の細胞膜や消化吸収に欠かせない胆汁酸、ホルモンのもととなる物質で、体にとって欠かせないものです。
しかし、よく知られているように、コレステロールには悪玉と善玉と呼ばれるものがあり、悪玉コレステロールが増えすぎたり、善玉コレステロールが少なすぎたりすると、血管に障害が起こりやすくなり、動脈硬化などを引き起こす原因となるのです。
また、中性脂肪が多いとLDLコレステロールも増えやすくなるという悪循環が生まれます。脂質異常症の主な原因は、偏った食事内容にあり、肉の脂身、卵、チーズ、牛乳など動物性脂肪やコレステロールの多い食材を好んで食べたり、脂質や糖分の多い食事ばかりを摂っていると、血管内の脂質が増えてしまい脂質異常症を引き起こしてしまいます。
意志の力だけで食生活を改善するのは至難の業。「週1夜断食」で体質からしっかり変えて、自然と食べたくなる食材から変えていきましょう。
出典:『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』著/関口 賢
【書誌情報】
『10万人以上を痩せさせたダイエット専門鍼灸院が教える 一生太らない生活』
著:関口賢
若い頃は痩せていたのに、年齢を重ねるにつれて太ってきたり、健康診断の数値が悪くなっていく人は多くいます。本来食べることは人間が生きる上で欠かせないことですが、現代人では逆に体に必要以上の栄養を取り込んでしまって、食べることが逆に不健康を招いてしまっているケースが多く見られます。そのままの生活を続けてしまうと、内臓脂肪によるぽっこりおなかだけでなくやがて生活習慣病となり、最終的には寝たきりになってしまったり、取り返しのつかない病へ発展することも。本書では、そんな体型や数値が気になる人に向けて、10万人以上のダイエットに貢献してきたダイエット専門鍼灸院代表の著者による、内臓脂肪を落として、誰でも簡単に痩せて健康になれる『週1ずぼら夜断食』を紹介します。
公開日:2023.08.22