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日々実践できるおすすめの飲み方!飲み終える時間が早ければ早いほど痩せる?【痩せるお酒の飲み方】

Text:栗原 毅

遅くまでお酒と飲むと睡眠の質が悪くなる!

お酒を飲んでから寝ると、起きたときに「どうもすっきりしない」ということがあります。それは、就寝前の飲酒が原因。実は、アルコールは睡眠の質を悪くする作用があるのです。睡眠にはレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)がありますが、アルコールを摂取するとこのバランスが崩れてしまいます。

眠り始めた段階でいきなり深い眠りに到達し、その反動でレム睡眠より浅い「覚醒」が訪れます。睡眠中、この「覚醒」を繰り返すことになり、結果、細切れにしか睡眠をとれなくなるのです。そうなると睡眠不足になり、体に疲れが残って日中の活動量が減っていきます。活動量が減れば、当然、太りやすい傾向に。

また、睡眠不足が続くと、食欲を抑制する働きのある「レプチン」というホルモンの分泌が減っていきます。レプチンの分泌量が減れば食欲を抑えられなくなり、どうしても食べ過ぎてしまいます。つまり、アルコールで睡眠の質が悪くなると、「疲れて活動量が減る」うえに「食べ過ぎ」が加わり、2重の意味で太りやすくなってしまうのです。

痩せるためには、体にアルコールが残っている状態で眠りにつくのは避けたほうが賢明です。アルコールが代謝されるには最低でも2時間はかかるので、就寝の2時間以上前にはお酒を飲み終えておくこと。睡眠の質を守るためには、飲み終えるのが早ければ早いほどよいでしょう。

出典:『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』

【書誌情報】
『内臓脂肪の名医が教える痩せるお酒の飲み方』
著:栗原 毅

ダイエット中は痩せるために禁酒すべき、とよく言われますが、一生太らないための“長く継続できる健康管理法”という点では、禁酒を前提にしたダイエットはお酒好きにはハードルが高くなってしまい、結局挫折してしまうということも。
そんな痩せたいけどお酒も楽しみたい!という人に向けて、40年以上脂肪肝などの内臓脂肪を研究してきた肝臓専門医の著者が考案した最強の『自動痩せ飲酒プログラム』を紹介します。そもそも人間が太ってしまう原因は“脂肪肝”にあります。脂肪肝とは脂肪が肝臓についてフォアグラ状態になってしまっていることで、その状態になると痩せるための代謝機能は半減し、生活習慣病などのリスクも上がります。
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