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断食をしていると眠くなる日が来る?ダイエット中に知っておきたい睡眠の話!【専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方】

Text:関口 賢

不食日によくある不調〈眠気・だるさ〉

東洋医学には、壊して治すという概念があります。例えば、鍼治療は筋膜などにあえて傷をつけ、修復する過程でこりや痛みを改善していきます。断食も同じで、食べ物を断つという体にいつもと異なる強めの刺激を与えることで、体質を改善していきます。

いざ、断食を始めたからといって、体がすぐにその刺激に慣れるわけではありません。やはり時間が必要で、特に始めたばかりの1回目や2回目の不食日に不調を感じる人がいます。しかも食べない時間が長くなるほど不調は出やすく、なかでも眠気やだるさを訴える人が多いです。なぜかというと、ずぼら断食にとり組む前の食事が糖質に偏っていたことに理由があります。

これまで、血糖値が高い状態が自分にとって当たり前だったため、断食をしたことで血糖値が上がらず、眠気やだるさなどの症状に繋がってしまうのです。不食日に強い眠気やだるさを感じたときは、ブドウ糖が入ったスポーツドリンクを2口くらい噛むように飲みましょう。

一気に飲むと血糖値が急激に上がり、かえって健康を害してしまうので注意してください。断食に不安のある方は、「8時間断食→16時間断食→24時間断食→30時間断食」と、徐々に体を慣らしていく方法をおすすめします。

出典:『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』

【書誌情報】
『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』
著:関口 賢

運動不足や日々の生活の忙しさなど、さまざまな理由で太ってしまった、さらに「何をやっても痩せない…」という人も多いと思います。そんな人に向けて、本書では10万人以上を痩せさせてきたダイエット専門鍼灸院の総院長である著者が考案した、自宅でできる究極のダイエット法『ずぼら断食』を紹介します。人間は食べることが必要不可欠ですが、食べることで不健康にもなります。体のためにと思って食べていたことが、逆に体の負担になってしまっていることもあり、それが肥満や不調の元になっているのです。まずは食べないことがどのような健康効果をもたらすのかを徹底解説。そのうえで、誰でも簡単に取り入れられる8時間断食から、痩せて体質改善もできる16時間断食、ストンと痩せて体がリセットできる24時間断食、さらにストイックにガッツリ体重を落としたい人向けの32時間断食など、自分自身の目的とやりやすさに合わせた4つのプログラムから選択できます。栄養過多な状態にある体を断食で一度リセットすることで、何をしても痩せなかった体がみるみる痩せていくだけでなく、慢性的に感じていた不調や健康診断の数値も劇的改善できます!ダイエットでなかなか結果がでない人も、疲れやすかったり、原因不明の謎の不調を抱えている人などにもぜひ手に取って頂きたい一冊です。

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