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プラスαの筋トレ3.「おなか」4.「二の腕」【認知機能改善30秒スクワット】

Text:本山輝幸

プラスαの筋トレ3.メタボ予防にも「おなか」

太ももの筋肉ではなく、おなかの筋肉(腹筋)を使って足踏みを繰り返すことが重要です。おなかまわりの引き締めのほか、内臓を元気にする効果も期待できます。

STEP7.おなかを意識して目標20回

①いすに軽く腰かけいすのふちをつかむ

②おなかを使ってももを持ち上げるイメージで左右交互に10回ずつ上げる

プラスαの筋トレ4.日常の作業が楽になる「二の腕」

二の腕は物を持ち上げるときなど、日常生活でよく使われる筋肉のひとつ。その分、刺激に慣れきっているので、より一層筋肉への集中を高めて行ってください。

STEP8.二の腕を意識して目標左右10回ずつ

①いすに腰かけ左の手のひらを上に向けてひじを曲げ、左手に右手をのせる

②右手で左手を押し、左手はそれを胸の方に押し返すよう持ち上げる。10回くり返し、反対の手も同様に行う

【出典】『認知機能改善30秒スクワット』著:本山輝幸

【書誌情報】
『認知機能改善30秒スクワット』
著:本山輝幸


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「約束の日時を間違える」「今言ったばかりなのに覚えていない」――。
そんな認知症の初期段階や軽度認知障害(MCI)なら健常者レベルまで脳機能は戻せる!
認知症予防・改善専門の運動療法士が教える、奇跡の30秒スクワット!

「日時がわからなくなる」「食べたものが思い出せない」「今言ったばかりのことを覚えていない…」――。
認知機能の低下に気づくきっかけはさまざまですが、「なんだか最近記憶力が悪いかも…」と自分で自覚している人はもちろん、高齢の家族と接していると、「前より少しおかしい……」と違和感を感じる人もいるのではないでしょうか。
それはもしかしたら認知症の初期段階、もしくは“認知症グレーゾーン”と呼ばれる『軽度認知障害(MCI)』という認知症の前段階かもしれません。
軽度認知障害は何もしなければそのまま“4年以内には50%、6年以内には80%が認知症になってしまう”と言われる状態ですが、その段階、もしくは認知症になっても初期段階であれば認知機能を健常者レベルまで戻せる方法があります。
それが、認知症改善専門の運動療法士である著者が教える、『認知機能改善30秒スクワット』です。
著者の20年以上の研究により、“体の感覚神経と脳機能には相関関係がある”ということが明らかになってきました。

感覚神経とは、痛い、熱い、寒い、などを体が知覚する神経のこと。
徘徊する中度以上の認知症患者は痛みをあまり感じないため、どこまでも歩いて行ってしまいますが、そのように『感覚神経』が鈍くなってしまっている人ほど認知機能が衰えてしまっているのです。
ただし、運動と言ってもウォーキングやジョギングなどの有酸素運動ではなく、『本山式感覚神経トレーニング』という筋力トレーニングです。
トレーニングと聞くとつらそうなイメージもありますが、30秒だけでもしっかり感覚神経に刺激が入り、認知機能の改善に繋がるように開発されたのがこのスクワットです。
太もも、おしり、ふくらはぎなど、重要な下半身の感覚神経を1つの運動で鍛えられ、時短なのに効果絶大な運動法により、認知機能の改善が期待できます。
日常生活に支障は出ていないものの、もの忘れや、今言ったことをすぐ忘れてしまうような症状がある人、その家族にはぜひ手に取って頂きたい一冊です。

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