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自律神経のリズムは時間帯によって変化する!【眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話】

Text:小林弘幸

規則正しい生活で体内時計を正常に

朝になると目が覚め、夜には眠くなるという体のサイクルは、私たちに備わっている「体内時計」によって管理されています。体内時計は自律神経のリズムとも密接につながっています。

日中は交感神経が優位になり、夜は副交感神経優位へと切り替わるのが自律神経の正常なリズム。これが体内時計とリンクすることで、昼には活発に動くためにアクセルが、夜はしっかりと休むためにブレーキがかかるようコントロールされています。

ところが、夜更かしをしたり、朝寝坊をしたり、食事の時間がバラバラだったりといった不規則な生活を続けていくと、自律神経のリズムも乱れてしまいます。交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行かなくなり、朝になってもすっきり起きられない、深夜になってもなかなか寝つけないといった不快な症状が現れてきます。

さらに、人間の体内時計の周期は1日約25時間で、地球の自転周期である1日24時間とわずかなズレがあります。通常であればそのズレを修正しながら体のサイクルを保てるのですが、不規則な生活が続くと体内時計のズレも大きくなり、自律神経がますます乱れる悪循環に陥ってしまうのです。

交感神経が活発になる朝にはしっかりと目を覚まし、副交感神経がピークになる深夜にはぐっすり眠れるよう、規則正しい生活リズムを心がけることが自律神経を整えるための基本といえます。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』 著:小林弘幸

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 自律神経の話』
著:小林弘幸

シリーズ累計発行部数130万部突破!心身ともに健康であるために最も重要な『自律神経』をテーマに、健康・実用ジャンルで制作する図解シリーズ最新作!メンタルとも深い関わりがあり、乱れていると身体の不調を感じる人も多く、これまでも注目を浴びてきた自律神経。人間の生命活動における働きの中で重要な“自律神経”とは、そもそもどういうものなのか、また、“乱れてしまう”と出てくる症状の話や、即効性もある超カンタンな整え方、さらに最近多い『ネットで自分の症状を調べると不安になる』という悩みの対処法まで、初心者にもわかりやすく、専門医が全て解説します。原因不明の頭痛、肩こり、腰痛、不眠、過呼吸、めまい、動悸、息切れ、吐き気、慢性的な倦怠感など、病院で検査しても血液検査は正常だし、原因がよくわからない…という不安を抱える人の症状の改善にも貢献できる一冊です。

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