ギャンブルで勝てない理由は「パリミュチュエル方式」にあった!?【眠れなくなるほど面白い 図解 大人のための算数と数学】

ギャンブルで勝てない理由は期待値にあり

年末になると宝くじ購入のため、行列をなしている姿がテレビなどで映し出されますが、購入したほとんどの人は夢を買うだけで、購入金額を上回らないのが現状です。

競馬や競輪のような公営ギャンブルも、JRA(日本中央競馬会)のような胴元がけっして損をしないしくみになっています。宝くじの場合、100円に対して賞金に充てられる金額の割合は約48%です。馬券の場合は種類にもよりますが、多くの場合約75%が払い戻しに充てられます。期待値で表すと100円に対して宝くじの場合は48円、競馬の場合は75円ということになります。

期待値が100を超えない限り、統計学上の計算ではギャンブルは勝てないしくみになっているのです。

胴元が損をしない方式のことを「パリミュチュエル方式」といいます。しかし世の中には胴元が必ず儲かるというしくみではないギャンブルが存在します。それが「ブックメーカ一方式」というしくみです。

胴元であるブックメーカーにより掛け率が異なるため、スポーツの結果を対象としたギャンブルですが、予想外の結果から破産に追い込まれたブックメーカーも過去にありました。

ギャンブルで勝てない理由は期待値にあり
期待値が100を超えないギャンブルは統計学の考え方によると、胴元が儲かりギャンブルをする人は勝てないことになっています!

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 大人のための算数と数学』監修:小宮山 博仁

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 大人のための算数と数学』
監修:小宮山 博仁


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