日常の悩みも解決!数学的発想で人生を豊かにする方法とは【眠れなくなるほど面白い 図解 大人のための算数と数学】


数学的な発想で人生を豊かに
算数&数学は生きていくための大切な力
日常生活では様々な問題にぶつかります。ちょっと大変な問題にぶつかったとき、どのように対処するかどうかで、これからの自分自身の人生が大きく変わることがあります。自分の人生を切り開いていくにはいくつかの力や要素が必要になってきますが、数学力もその1つです。
前項で数学の問願を解決する方法を9つの要素に分類して紹介しましたが、これは「論理的思考能力」を伸ばす練習ともなっています。この能力を身につけておくと、仕事や学問だけではなく、幸せな人生を送る確率が高くなります。この能力は訓練によって何歳からでも向上させることが可能だと言われています。
数学の問題を解決する方法を身につけることによって、生き方を変えることは十分可能なのです。数学的発想ができると、仕事や日常生活にプラスになることが多くあります。しかし、数学的発想を豊かにし論理的思考能力を鍛えただけでは、効率のいい仕事をすることはできません。数学力以外に次の3つの力が必要となってきます。
①言語能力
言語能力は、話す、聞く、文章を読む、文章を書く、文章を要約する、自分の考えを表現するといった6つの要素に分けられます。これらの能力が不足していると、本を読むのが苦痛になってきます。人と人との交流がうまくできないため、普通の社会生活を送ることが難しくなってくることがあります。
②社会カ
社会力という用語は、教育社会学者の門脇厚司氏が『子どもの社会カ』(岩波新書)で最初に使いました。「社会力」とは、社会と積極的に関わっていき、社会に何らかの動きかけをして、何らかの影響力を与えようとする力です。数学の問題を解く方法を活用して、社会に働きかける力です。
③相手を思う気持ち(EQ)の大切さ
論理的思考能力+言語能力+社会力、これだけではまだ不十分です。これに加え「EQ」が重要になってきます。EQとは、アメリカの心理学者であるダニエル・ゴールマンが広めた用語で、「EmotionalQuotient」の略です。「自信」「好奇心」「計画性」「自制心」「仲間意識」「怠思疎通能力」「協調性」の7つの要素から成り立っています。


【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 大人のための算数と数学』監修:小宮山 博仁
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 大人のための算数と数学』
監修:小宮山 博仁
算数や数学は、基本的な考え方さえわかれば、とても簡単で面白い!?
文系人間をはじめ苦手意識の強い小中高の算数と数学をまるごと、一気に学び直す一冊。
大人になった今だからこそら理解できる。
さらに実社会で、日常生活でどんなことに利用、活用、応用されているかを知ると、より身近に感じられ、その必要性がわかる。
本書を読めば、算数・数学が好きになり、「数学的な思考」を手に入れることができる!
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