ガーネットもサファイアも一色じゃない! 一つの名前で複数の色を持つ宝石とは!?【宝石・ジュエリー図鑑】

ひろがるカラーバリエーション 同じ名前でもちがう色の宝石たち

同じ名前の宝石なのに、さまざまな色があるものがあります。代表的なのは、ガーネット、サファイア、トルマリン。色のちがいは、石にふくまれる成分などの少しのちがいで生まれます。わずかなちがいで、こんなにも色とりどりのカラーバリエーションの宝石ができます。

ガーネット

赤いガーネットが有名ですが、緑、ピンク、オレンジなどたくさんの色があります。ガーネットは1種類の石の名前ではなく、数種類の鉱物のグループ名です。

写真:BIZOUX

1列目左から、シャンパンガーネット/マラヤガーネット/パイロープガーネット/マンダリンガーネット/マリガーネット/デマントイドガーネット
2列目左から、ツァボライト/ミントグリーンガーネット/ベキリーブルーガーネット/カラーチェンジガーネット/ロードライトガーネット

サファイア

青色のイメージが強いサファイアですが、ピンク、オレンジ、黄色、紫、緑などとても豊富な色があります。無色透明な「ホワイトサファイア」や、2色が共存する「バイカラーサファイア」もあります。

写真:BIZOUX

1列目左から、ピンクサファイア/ブルーサファイア/ティールサファイア、
2列目左から、グリーンサファイア/イエローサファイア/パパラチアサファイア

トルマリン

トルマリンの色のバリエーションは、緑、黄色、青、ピンク、バイカラーなど、とっても豊富。

写真:BIZOUX

1列目左から、ピンクトルマリン/イエロートルマリン/バイカラートルマリン、
2列目左から、グリーントルマリン/パライバトルマリン/ブルートルマリン

【出典】『宝石・ジュエリー図鑑』監修:BIZOUX(ビズー)/科学監修:小田島庸浩

【書誌情報】
『宝石・ジュエリー図鑑』
監修:BIZOUX(ビズー)/科学監修:小田島庸浩


【Amazonで購入する】

キラキラまばゆい輝きと、無限のカラーバリエーション。地球がつくりだすキセキの一粒。もしかしたら大人も知らない、宝石のひみつがわかる本です。

美しい宝石写真、かわいいイラスト、「ねえ、これ知ってる?」とすぐに話したくなるおはなし。
宝石誕生のひみつ、輝きや色のひみつ、宝石にまつわる歴史、文化、伝説をわかりやすく楽しく解説します。

昼はエメラルド(緑)、夜はルビー(赤)に変わる「アレキサンドライト」
世界は「サファイア」の上にあると信じられていた?
クレオパトラに愛された宝石「エメラルド」
宇宙からやってくることもある!「ペリドット」
「アメシスト」を熱すると「シトリン」に変身
じつはなかま「ルビー」と「サファイア」 など

12か月の誕生石はもちろん、お気に入りがきっと見つかる色別の宝石図鑑。
人と宝石のお付き合いや、原石から宝飾品になるまでの流れがわかる、ジュエリー図鑑。
さらに地球の活動と宝石の関係や、宝石・ジュエリーにかかわるお仕事まで紹介します。

この記事のCategory

オススメ記事

インフォテキストが入ります