「街で一番のタワマンに住む」という資産戦略! 価格を超えるブランド力の正体とは【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

「そのエリアで1番のタワマン」は価格以上のブランド力を持つ
ランドマーク性が資産価値の底上げに
「大規模マンションの高層階は資産価値が高くなる傾向がある」とお伝えしましたが、この条件を備えているのが「タワーマンション」です。なぜタワーマンションが不動産のなかでも〝 鉄板商品 〟と化していて人気が高いのか、これでおわかりいただけるのでないでしょうか?
また、タワーマンションにはそれだけではない「選ばれる理由」があります。意外と、眺望の良さでは物件ごとの差が出づらいタワーマンション。重要なのは「そのエリアで1番か否か」です。
まず、そのエリアで1番人気のタワーマンションは地域のランドマークになることが多く、実際の価格以上の「ブランド」を持つことができます。そういったブランドを重視する人にとって、大切なのは「1番」であること。少し安いからといって「2番」の物件を選んでしまうと、そのブランド力はなくなってしまうのです。
また、この「1番」は階数にも影響します。特に上層階というだけでなく、最上階か否かはそういったブランド力を求める人たちにとっては強い訴求ポイントとなります。ペントハウスなどの付加価値があれば、さらに中古売却の際の価格差に影響するでしょう。
「タワマンを選ぶ人はどんな人か」を見極めて購入するのが、出口戦略のカギとなります。
「タワーマンション」を選ぶ人の特徴を見極めよう
⚫自己顕示欲が強い人が多いため「エリアで1番の物件」でないと意味がない
⚫上層階にペントハウス(特別仕様の住戸)などの付加価値があると価格差が出やすい
⚫眺望の良さはポイントとなるが、階数が高ければ高いほど差は出づらいただし物件の向きによって眺望条件が違う場合は別
⚫ルーフバルコニーなどの仕様の違い、1階に庭があるなどの設備の違いがある場合は「階層が高い=価値」のセオリーからは外れる

「最上階か否か」で価格差は出てくる
「住まいサーフィン」会員のデータでは、
最上階かどうかで売却時の価格差が広がるという結果に。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』著:沖 有人
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話』
著:沖 有人
「賃貸」vs「持ち家」論争、決着!?
シリーズ累計300万部を超える『眠れなくなるほど面白い図解』に“不動産”ジャンルが登場!
マンション購入は「住む場所」ではなく、「資産としてどう扱うか」がカギです。
本書では、数万件規模の取引データを徹底分析し、資産価値が高まる物件の条件を図解で解説。
多くの購入者が実際に数千万円単位の含み益を得ている“再現性のある法則”を紹介します。
「駅からの距離」「間取り」「新築か中古か」といった基本条件に加え、「売主」「総戸数」が資産性に直結する意外な理由や、「複数路線乗り入れ駅」は必ずしも有利ではない、といった不動産業界が語りたがらない知識も明らかに。
◆今の高値相場、買うのは待つべき?
◆タワマンは買っても大丈夫?
◆価値が上がる物件の見分け方は?
◆損をしない売却タイミングとは?
不動産市況のプロが、資産価値の視点から「後悔しないマンションの選び方・住み方・売り方」を徹底解説。
これから購入を検討している人はもちろん、すでに所有している人や将来に不安を抱える人にも役立つ一冊です。
読むだけで住まい選びの視点が一変する、必携のマンションバイブルです。
この記事のCategory
オススメ記事

「売りやすいマンション」5つの共通点とは?【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

マンションの価値はお金だけじゃない!? 住宅を買うときに”必ず確認したい3条件”とは【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

分譲マンションか戸建てか。それぞれに向いている人の特徴とは【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

資産価値の心配は不要!? 不動産価格の上昇がまだまだ続くワケ【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

マンションで“値下がりしにくい”条件とは?【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】

駅近が鉄則!マンションの資産価値を守る立地の選び方【眠れなくなるほど面白い 図解 マンションの話】


