ジャーナリングを習慣化させる秘策 気力がゼロの日は「シールを1枚貼るだけ」でいいわけ【感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング】

ノートを開いて、まずは一言書いてみよう

いざジャーナリングを始めようとすると、「いいことを書かなきゃ」と考えて手が止まってしまう人は多いものです。

ジャーナリングにおいて大事なのは、うまく書くことではなく、感情をそのまま外に出すこと。まずは外に出して心の圧力を下げ、次に言葉にして表すことで自分の本音と対話するのです。たった一言でもノートを開いてペンを動かした時点で、あなたの心は「出力」を始めています。

「疲れた」「モヤモヤす る」「本 当 は休みたい」「今日は頑張 っ た」……そんな一言も素晴らしいジャーナリング。ノートは誰かに見せるものではないので、「いい子」にならなくて大丈夫です。

そして、ジャーナリングの効果を最大限に引き出すためには、細く長く続けることが大切です。ダイエットや勉強などと同じように、新しい習慣を定着させるのは簡単なことではありません。「毎日書こう」と決意しても、数日で途絶えてしまい、そんな自分にがっかりしてやめてしまう、ということもあるでしょう。

まず心に留めておきたいのは、書けない日があっても自分を責めないということです。 そういう日は、書く必要を感じないほど心が穏やかだったのかもしれません。書く気力もないほど疲れ切っていたのかもしれません。

三日坊主になったとしても、次に「また書いてみようかな」と思ったときが、再開のベストタイミングです。

ジャーナリングを習慣にするコツ

とはいえ、「時間があるときに書こう」と思っているうちはなかなか始められません。私たちの脳と心と体は、新しい行動を始めるのに多くのエネルギーを必要とします。そこで有効なのが、すでに定着している習慣に新しい習慣を組み合わせる方法です。

● 朝、コーヒーをいれたら、机に行き、ノートを開く
● お風呂から上がって髪を乾かしたら、ノートを開く
● 夜、歯磨きをする前に、ノートを開いて3行だけ書く

無意識レベルで行っている行動(コーヒーをいれること、入浴、歯磨きなど)をきっかけにすることで、脳は「ああ、次はノートを開く時間だな」と自動的にモードを切り替えることができます。意気込んで机に向かうのではなく、日常の流れの中に組み込むことで、抵抗感が減ります。

「今日は疲れていて何も書けない」という日は、「疲れた。何も書けない」と一言書くだけで十分です。 好きなシールを1枚貼るだけでも、日付をスタンプで押すだけでも構いません。「ノートに触れた」という事実だけで、習慣はつながっているのです。

「一言だけ」「3分間だけ」でもできるジャーナリングのテーマをご紹介していきます。「これならできそう!」と思うものから始めてみてください。

POINT

たった一言でも、3分でも、ノートを開いてみて。
習慣を組み合わせると自動的に「書くモード」に。

【出典】『感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング』著:長沼睦雄

【著者紹介】
長沼睦雄(ながぬま・むつお)
十勝むつみのクリニック院長・精神科医。昭和31年生まれ。北海道大学医学部卒業後、脳外科研修を経て神経内科を専攻し、北海道大学大学院にて神経生化学の基礎研究を修了。その後、障害児医療分野に転向し、道立札幌療育センターにて14 年間児童精神科医として勤務。平成20 年より道立緑ヶ丘病院精神科に転勤し児童と成人の診療を行う。平成28 年に帯広にて十勝むつみのクリニックを開院。急性期の症状を対症療法的に治療する西洋医学に疑問を感じ、HSP・アダルトチルドレン・神経発達症・発達性トラウマ障害・慢性疲労症候群などの慢性機能性疾患に対し、「脳と心と体と食と魂」をつなぐ根本治療を目指す統合医療に取り組んでいる。
『敏感すぎて生きづらい人の 明日からラクになれる本』『繊細で敏感でも、自分らしくラクに生きていける本』(共に永岡書店)、『子どもの敏感さに困ったら読む本』『10 代のための疲れた心がラクになる本』(共に誠文堂新光社)、『その、しんどさは「季節ブルー」』(日本文芸社)など著書多数。

【書誌情報】
『感情を手放してラクになる デトックス・ジャーナリング』
著:長沼睦雄


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「しっかり休んでいるつもりなのに、疲れがとれない。」
「小さなことですぐに落ちこんでしまう。」
「頑張っているのに、空回りして上手くいかない」

そんな状態が続くとき、私たちはつい「もっと休まなきゃ」「前向きにならなきゃ」と自分を励まそうとします。
けれど、それでもラクにならないのはなぜでしょうか。

もしかしたら、その原因は、心の奥にしまい込んできた〈闇〉や〈影〉――
つまり、ふたをしてきた本音や感情にあるかもしれません。

怒り、悲しみ、不安、嫉妬、あきらめ。
感じてはいけないと思ってきた感情ほど、気づかないうちに心のエネルギーを消耗させていくのです。

そんなときに役立つのが、感情を紙に書き出す「ジャーナリング」。

誰にも見せないノートに、評価も正解も求めず、ただ今の気持ちを書いていくことで、心の奥に溜まったものが少しずつ流れ出し、不思議なほど心と体が軽くなっていきます。

本音を出すだけで、心は回復する。
ジャーナリングは、つい頑張りすぎてしまう人のための、
「書いて、出して、軽くなる」
感情デトックスというセルフケアです。

初めての方でも大丈夫。
この本は、「整えようとしない」「頑張らなくてもいい」、やさしいスモールステップで構成されています。

常時接続の現代だからこそ、自分とだけつながる時間を大切にすることで理由のわからないつらさが消え、他人の声に振り回されなくなります。
疲れきった毎日から抜け出し、本来の自分に戻るための1冊です。

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