【涙腺崩壊】全財産を騙し取られた女性へ…クールな天才シェフが取ったまさかの行動とは【ザ・シェフ】

「法外な報酬を要求する、冷徹な天才シェフ」——そんなイメージが強い『ザ・シェフ』の主人公・味沢匠ですが、実は誰よりも熱い人情を秘めた男でもあります。

今回は、読者の涙を誘った珠玉のヒューマンドラマ、第12話「イミテーション②」の感動の結末をご紹介します。

愛した人は「結婚詐欺師」だった

物語に登場する女性・民子は、一人の男性を愛し、結婚を夢見ていました。

しかし、その男の正体は「結婚サギの常習犯」。警察が踏み込み男が逮捕されたことで、民子はすべてが嘘だったと悟ります。

「いったいあたしはなにを頼りに生きていけばいいの……」 貯金もすべて騙し取られ、絶望の淵で泣き崩れる民子。

あまりにも残酷な現実に、読者も胸を痛めるシーンです。

味沢が手にした「500万円の報酬」

この騒動の舞台となったパーティーで料理を作っていたのが、天才シェフの味沢匠でした。

彼はこの日の料理の報酬として「500万円」を受け取る手はずになっていました。

しかし、味沢は依頼主に対して、あえて高級食材に見せかけた「コピー食品」を提供し、詐欺師の男を痛烈に皮肉ります。

不器用な優しさ。「本当に信じられる物」とは

すべてが終わった後、絶望する民子の前に味沢が現れます。

そして彼は、驚くべき行動に出ます。

「フフフ 雇い主を満足させられなかった以上 報酬の500万円は返すしかないですね…」 そう言って彼が差し出したのは、なんと自分が受け取るはずだった大金の束でした。

「本当に信じられる物は簡単には手放すもんじゃない」という短い言葉とともに。

冷徹な仮面の下に隠された優しさ

味沢は「同情して助けた」とは決して言いません。

あくまで「料理で満足させられなかったから報酬を返す」という理屈をつけて、民子の失われた財産(あるいは今後の人生の糧)をそっと補填したのです。

この不器用で優しすぎる味沢の行動に、多くの読者が心を打たれました。

料理で人の心を救う『ザ・シェフ』。単なるお仕事マンガを超えた深い人間ドラマを、ぜひ読んでみてください。

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<第1話:幻の料理人①>を読むにはこちらから
https://love-spo.com/article/the-chef_001

『ザ・シェフ』次回へ続く!

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【書籍情報】
『ザ・シェフ』
原作:剣名舞
劇画:加藤唯史

法外な報酬を要求するが、依頼人の希望に応じて料理を作り上げる天才シェフ・味沢匠(あじさわ・たくみ)の活躍を描いた料理劇画。石油産出国であるパミール王国でその全権を握る大臣は、外務省関係者がもてなす帝都ホテルの晩餐をほとんど食べ残して帰る。そこで「幻の料理人」と呼ばれる天才シェフ・味沢匠が、大臣を満足させる晩餐を作るように依頼されるが、味沢はその報酬として500万円を提示して……!?

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