「顧客が満足しないなら500万は全額返す」孤高の天才シェフに学ぶ、真のプロフェッショナルの仕事の流儀

自分の仕事に対して、あなたはどこまで責任を持てますか?

料理マンガの金字塔『ザ・シェフ』の主人公・味沢匠(あじさわ たくみ)は、法外な報酬を要求する一方で、己の仕事に一切の妥協を許さない真のプロフェッショナルです。

今回は第12話「イミテーション②」から、味沢のストイックすぎる「仕事の流儀」を紐解きます。

依頼主は絶対。1晩500万円のミッション

味沢匠は特定の店を持たない「幻の料理人」。彼の報酬は極めて高額で、今回のエピソードでもパーティーの料理1晩になんと「500万円」という金額が提示されています。

ビジネスにおいて、高い報酬を受け取るからには、それに見合う(あるいはそれ以上の)価値を提供しなければなりません。

味沢は依頼主の要望に応え、参加者全員が絶賛する完璧なフルコースを用意します。

波乱の結末。消えた雇い主と絶望する依頼人

しかし、この仕事はイレギュラーな結末を迎えます。

パーティーの主催者であった男性が、実は結婚詐欺師であり、会場で警察に逮捕されてしまったのです。

残されたのは、彼に騙され全財産を失った女性・民子だけ。

彼女にとって、このパーティーは最悪の思い出となってしまいました。

料理そのものは完璧で、落ち度はありません。

契約通りであれば、味沢は500万円を受け取って帰ればいいだけのことです。

「雇い主を満足させられなかった以上…」

しかし、絶望して泣き崩れる民子の前に現れた味沢は、受け取るはずだった500万円の札束をそっと差し出します。

「フフフ 雇い主を満足させられなかった以上 報酬の五〇〇万円は返すしかないですから」

料理の味ではなく、依頼人の「最終的な心の満足度」を仕事の対価の基準に置く味沢。

たとえ料理が完璧でも、結果として顧客が絶望の淵に立たされたのなら、それは自分の仕事として「報酬を受け取るに値しない」と判断したのです。

言い訳ゼロ、完全なる顧客至上主義。

時に冷徹に見える味沢ですが、その根底には強烈なプロ意識と人間愛が流れています。

ビジネスパーソンもハッとさせられる『ザ・シェフ』の名言の数々。

仕事のモチベーションを上げたい時に、ぜひ読んでみてください。

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<第1話:幻の料理人①>を読むにはこちらから
https://love-spo.com/article/the-chef_001

『ザ・シェフ』次回へ続く!

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【書籍情報】
『ザ・シェフ』
原作:剣名舞
劇画:加藤唯史

法外な報酬を要求するが、依頼人の希望に応じて料理を作り上げる天才シェフ・味沢匠(あじさわ・たくみ)の活躍を描いた料理劇画。石油産出国であるパミール王国でその全権を握る大臣は、外務省関係者がもてなす帝都ホテルの晩餐をほとんど食べ残して帰る。そこで「幻の料理人」と呼ばれる天才シェフ・味沢匠が、大臣を満足させる晩餐を作るように依頼されるが、味沢はその報酬として500万円を提示して……!?

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