流行に左右されない基本スタイル!自分専用の白シャツを1枚持っておくメリット【究極の私服/干場義雅】

※記事は書籍発刊当時の情報を掲載しています。現在の店名、商品名とは違っていることがありますことご了承ください。

干場的、究極の私服基本の10大アイテム【白シャツ】

定番だからこそ自分に合った1 枚を

白シャツは、自分のスタイルを形成する上で欠かすことのできないアイテム。とはいえ、世にはさまざまな素材やデザインの白シャツが存在します。何を選べば良いのか?

ここ「白シャツ」の章では、カジュアルスタイルにおける白シャツの選び方を、順序立ててレクチャーしていきます。

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自分にピッタリの1枚をオーダーし、基準にする

 さて、シャツの出自を知ったところで、次に大切なのが、いかにして自分に似合う白シャツを見つけるかということです。白シャツは、世の中にあるほとんどのブランドから出ていると言っても過言ではありません。その中には、襟が大きかったり、襟がなかったり、裾が長かったり、裾が極端に短かったり、半袖だったり、ボタンがたくさんついていたり……。白シャツといっても、本当にいろいろなものがあります。自分に似合う白シャツを探すのは、実はとても大変な作業です。僕も、これだ!という白シャツに辿り着くまでに、たくさんのお金を使いましたし、苦労をしてきました(笑)。

 そこで僕としては、まず自分にピッタリの白シャツを1枚仕立ててみることをおすすめしたいのです。自分に似合うベース(基準)となるシャツを作っておくという意味です。シャツを仕立てるというと、どうしても高価に感じるかもしれません。「えっ!? いきなりオーダー? ハードル高くナイ?」そう思う方もいらっしゃると思いますが、実は、2万円出せば良いシャツを仕立てることができます。シャツを仕立てることで、自分の型、つまり自分に似合う一番の基本スタイル、ベース(基準)を見つけることができます。回り道をして余計なお金を使わないで済む分、結果として経済的なのです。

 誰かがデザインした既製の白シャツの中から、自分の身体にピッタリ合う1枚を探すことこそ難しいものです。なぜなら、それは、不特定多数の人のためにデザインされたものであり、自分のためにデザインして作られたものではないからです。仕立ててみるとそれがよく分かります。身頃の幅や着丈、腕の長さや太さはもちろん、自分の顔に似合う襟の大きさや、襟の形、前ボタンの間隔、袖口のカフのデザインなどがわかり、自分の体型を一番美しく見せてくれるサイズ感や、バランスを知ることができるのです。人間は十人十色。人のサイズも十人十色で、それぞれ違うものです。だからこそ、誰にでも似合うように最大公約数のサイズに落とし込まれて作られた既製品のシャツを着るよりは、自分に似合う1枚を作ってしまった方が早いのです。

 ルールがないカジュアルなスタイルで着る白シャツとはいえ、サイズ感はとても重要です。ネックサイズは指1本入る余裕があるか、袖の長さがピッタリ合っているか、裾はトップが隠れるかなどなど。サイズ感にはいろいろありますが、信用のできるシャツ専門店やセレクトショップ、紳士服を扱う百貨店のスタッフにお願いしながら、1枚オーダーしてみるのが理想です。(具体的なオーダー方法は P.54)ショップスタッフは、言ってみれば専門家です。シャツのことを熟知し、どんな時期に、どんな場所で、どんな目的で、誰と会うために着たいのかなど、用途を踏まえたうえできちんと対応し、ベストな白シャツを作ってくれるわけですから、教えをぜひ請うべきなのです。

 もし自分の意志とは違うシャツがオーダーで出来上がってきた場合は、でき上がったシャツの、どの部分が好きじゃないのか? 何がダメだったのか? それを検証し、相談してみる。もしくは、もうそのお店ではオーダーしないと決め、セカンドオピニオンではないですが良いお医者さんを探すように、いろいろなお店を何軒か回ってみるのも手です。シャツを何枚も仕立てるのは、お金持ちでない限り難しいもの。そうそうできませんが、ベースとなるシャツを1枚持っていれば、それを今後既製品を買うときにも基準値にすることができるので、実はとても便利なことです。あれこれと流行に流されることも少なくなります。まずは一度仕立ててみることをおすすめします。

 オーダーで仕立てるのが難しい場合は、自分に一番似合うと思うシャツを基本にして、お直し屋さんに行って体型に合わせて補正してもらうのもおすすめです。これなら、持っている自前のシャツでも、お直し価格だけで自分の体型に合わせることができます。例えば袖が長い場合は、袖を短く詰めてもらいます。僕の場合は、右腕の方が左腕より1cm短いので、必ず右袖だけ1cm短くしています。腕の長さは、人によって左右対称ではない場合があるので、お直し屋さんやショップスタッフにチェックしてもらうといいでしょう。

 胴回りのサイズも、両脇から詰めたり、背中にダーツを入れたりして、細く直すことも出来ます。カジュアルスタイルのためのシャツでも、ピッタピタのサイジングはあまりおすすめはできませんが、ある程度なら自分に合わせることもおすすめです。その他、着丈を短く詰めたり、肩幅なんかも直すことができますが、そのシャツ本来の雰囲気を損なうことにもなりかねないので、注意が必要です。

 いずれにしても大切なのは、プロのいるお店に持って行くこと。僕の場合は、中野にある「浅野洋服店」か、「SARTO(サルト)」を持って行きます。どちらも、洋服リフォームのプロで技術力があり、腕は確かです。ぜひ利用してみてください。

 【出典】『究極の私服』著:干場義雅

【書誌情報】
『究極の私服』
著:干場義雅


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テレビでも人気のファッションディレクターであり、
ウェブマガジン『FORZA STYLE』編集長の著者が大人のカジュアルの絶対法則を解説!

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