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手首の可動域を最大にする「クラブ回し・円ドリル」とは!?【グリップを直すだけでゴルフが変わる/松吉信】

Text:松吉信

クラブ回し・円ドリル

普段どおりにグリップしたら、クラブヘッドを天井に向けます。手首を回して、ヘッドが円を描くようにクラブを動かしてください。天井から垂らした紐などを基準にして、その周りに円を描くように動かすといいでしょう。

10回1セットとして、毎日少なくとも3セットは行ってくだ
さい。慣れてきたら徐々にスピードを上げましょう。

このドリルは、手首の動き、可動域を最大限に拡張するために行います。ポイントは手首だけを使ってクラブを操作することです。腕全体を使ってクラブを動かしても、手首の柔軟性は高まりません。また、強く握ろうとする意識が少しでもあると、前腕に力が入ってしまいます。よほど力を抜かなければいけません。

実際にやってみるとわかりますが、手の中で少しグリップが動きます。よく「手の中でグリップがズレてはいけない」という教えがありますが、アマチュアはそれを気にしすぎて強く握ってしまいます。ソフトなグリップであるならば、多少は手の中でグリップが動いてもいいくらいのつもりで行ってください。

これは、家でテレビを見ながらでも取り組めるドリルです。日々、少しでもいいので継続して取り組んでください。

手首をやわらかく使えれば、その先のクラブヘッドはその何倍ものスピードで走るようになります。だからこそボールを弾けて、大きな飛距離が生まれるのです。

【書誌情報】
『動画解説版 グリップを直すだけでゴルフが変わるから「もう一度練習してみよう」と思える:動画でわかる、見つかる自分のベストグリップ!』
著者:松吉 信

ゴルフは自分の手でボールを打つのではなく、クラブで打つスポーツ。手は自分の身体とクラブをつなぐ唯一の部位だが、大半のアマチュアゴルファーはクラブや身体の動きに気を取られ、手元の感覚を軽視しがちだ。 そのことでミスショットが増え、スコアアップができないでいる。つまり、自分にとって正しいグリップで握っていないから思うようなショットが打てないのだ。 正しいグリップでなければ、身体のに歪みが出て余計な力が入り、スイングは崩れ飛距離も出ない。クラブの握り方が悪いままでは、いくらスイングを直そうとしてもゴルフの上達は無理ということだ。ということはグリップがよければゴルフがうまくいく、と言っても過言ではない。 この本は、ゴルファー自身にとって最適なクラブの握り方を見つけるための考えや方法を一冊にまとめたもの。その方法や身に付けるための練習ドリルを、QRコード付動画を中心にわかりやすく紹介する。

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