初経に絶望し「汚れたくない」と泣き叫ぶ…話題のサスペンス漫画『灰色の女神さま』が描く、思春期のリアルな闇が深すぎる

誰しも経験する「大人になることへの恐怖」を極限まで描く

大ヒットの兆しを見せる漫画『灰色の女神さま』は、単なるスプラッターホラーではありません。本作の恐ろしさは、思春期の少女が抱える「身体が大人へと変化していくことへの戸惑いや嫌悪感」という、多くの人が共感しうる感情を極限まで誇張し、狂気へと変換している点にあります。

「神聖で潔白」でありたいという呪縛

主人公の小春は、純潔の象徴である「月の女神」になることを夢見て、日常の邪念を消そうと必死に生きています。しかし、無情にも彼女の身体は成長し、生理を迎えます。「なんで……」「汚れたくない」と自らの身体の変化に絶望する描写は、痛々しいほどリアルです。彼女にとって初潮は成長の証ではなく、純潔な女神になれない「汚れ」の烙印でした。

精神の崩壊が行き着く先は「猟奇的な浄化」

絶望に苛まれた小春が救いを求めたのは、かつて年上の美女の杏奈が起こしたとされる「変態男メッタ刺し事件」の模倣でした。自らの穢れを祓うかのように、「私にも…できる…よね」と刃物を手に取る決意を固めます。思春期特有の繊細な潔癖症が、猟奇的な暴力衝動へとすり替わる瞬間の心理描写は圧巻です。人間の心の脆さと恐ろしさを味わいたい方に、強くおすすめしたい一作です。

一気読み必至のサイコホラー『灰色の女神さま』第1話を、ぜひその目で確かめてみてください。

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【書誌情報】
『灰色の女神さま』/くろもとみつぐ

女神さまになるために、汚れた義父を殺します――。

水川小春、中学二年生。容姿端麗、成績優秀。学校のアイドル的存在の彼女には、憧れの存在がいた。その人物は――かつて、この町で男を殺めた美しき少女・月嶋杏奈。彼女は、小春にとって「女神」だった。杏奈の言葉を信じ、邪念を遠ざけ、理想の「女神」を目指し高潔に生きる小春。だが……義父の存在が彼女の真白な世界を黒く汚していく――。少女の祈りが届く先は、光か、それとも破滅か……。子どもと大人、理想と現実、白《純情》と黒《欲情》の狭間を生きる中学生たちの、“灰色の青春”物語――第1集!!!

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