自律神経を整えるには「3つの顔」を知るのが近道【今度こそ「不安ぐせ」をゆるめる ポリヴェーガル理論】

交感神経

交感神経は脊髄からはじまり、重要な臓器の多くに分布しています。危険を感じると交感神経が強く働き、「戦う」あるいは「逃げる」モードへと移行します。「戦う」モードが高まるにつれて、感情はイライラ、怒り、激怒と激しさを増していきます。

戦うことが難しくなると、身を守るために「逃げる」モードに移行し、その強度によって感情は心配、不安、パニックと変化していきます。「戦う」も「逃げる」も危険と判断したためにとる自己防衛的な行動です

交感神経は「興奮」をつかさどる神経でもあります。急な用事ができて焦っているとき、気になることがあってソワソワしているとき、激しい運動で心拍が上がっているときなども、交感神経の働きは高まっています。

交感神経が強く働いている状態

【目つき】
・対象に視点が集中している
・視野が狭くなる

【表情】
・硬くこわばっている

【姿勢】
・準備、警戒
・前のめり

【呼吸】
・浅くて速い

【声と話し方】
・声がかん高い
・話すスピードが速い
・まくしたてるようにしゃべる

【出典】『今度こそ「不安ぐせ」をゆるめる ポリヴェーガル理論』著:浅井 咲子

ページ: 1 2

【書誌情報】
『今度こそ「不安ぐせ」をゆるめる ポリヴェーガル理論』
著:浅井 咲子


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3つの自律神経を味方につけて〈不安ぐせ〉を〈安心ぐせ〉に変える!

「次から次へと心配ごとがでてくる」
「ニュースやSNSで不安になりがち」
「イライラする」「ストレスに弱い」
「気持ちの浮き沈みがはげしい」「やる気が起きない」
などの〈不安ぐせ〉を抱える人へ。

ポリヴェーガル理論は、ステファン・ポージェス博士によって提唱された自律神経系の神経理論です。
自律神経を、1つの交感神経と2つの副交感神経(背側迷走神経と腹側迷走神経)の3つで捉えます。

本書では「セオリー」「テクニック」「ワーク」に分けてわかりやすく紹介します。
本当は必要ではないのに過剰に防衛したり、考えても仕方がないことにイラっとしたり、不安になったり。
そうしたもったいない時間を減らして、「今ここ」にある幸せを感じ、安心できるようになるためのメソッドです。

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