ハンドファーストは『自然になる』のが正解!杉原輝雄プロに学ぶ五角形アドレスの極意【誰でもできるナイスショットの絶対法則】

再現性を可能にする上半身のセットアップとは

また、アドレスでは、左右の手に少しだけ力を入れて押し合わせ、両前腕を固めましょう。グリップが乱れなくなり、アドレスで腕とシャフトで作る角度約150度も保てるようになります。左右のヒジは、やや曲げて構えるので、両腕で作る形は三角形というより五角形に近い形になります。杉原輝雄プロは、プロとしては小柄な体格でしたが、類いまれな正確なショットで通算63勝を記録した名選手でした。杉原プロの正確なショットは、この五角形から生み出されたと言っても過言ではありません。

この状態でグリップします。このとき、左上腕の内側で左胸を圧すようにします。左わきを絞るとか、強く圧迫する必要はありません。軽く触れる程度で十分です。この状態で、左肩をやや上に持ち上げます。左の肩甲骨を少し後ろ(背骨側)に引き上げるのです。左肩を後ろに引き上げると、左手が左太ももの前付近に自然に移動し、軽いハンドファーストの構えになりますが、それで構いません。

つまり、ハンドファーストは意識して「する」ものではなく、正しいセットアップをすれば、自然に「なる」ものなのです。Sスウィングは、少しの「する」と、多くの「なる」からできています。意図して「する」のではなく、体の構造上自然に「なる」動きを利用します。だから体に無理なく、無駄な動きがなく、再現性の高いスウィングが可能なのです。

左肩を少し背骨側に引き上げる動きを加えた一連のセットアップで、左鎖骨から、左肩、左上腕が硬質ゴムのようにワンセットに固まります。このアドレスから、左上腕は胸に触れたままクラブヘッドが上がるようにします。左上腕が胸に触れたまま引き上げると、トップの位置は低くなりますが、それで構いません。Sスウィングは小さな動きで、クラブヘッドを大きく動かす効率のいいスウィングを追求したものなので、トップはコンパクトです。逆に、スウィングを大きくしようとして、左腕を胸から離してクラブを上げたりすると、それは手だけでクラブを上げることになり、ヘッドスピードも安定性も得られません。ご注意ください。

【出典】『誰でもできるナイスショットの絶対法則』著者:佐久間馨

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【書誌情報】
『誰でもできるナイスショットの絶対法則』
著者:佐久間馨

ゴルフのパットがうまくなるために、1アドレス(構え方)、2ストローク(打ち方)と距離感、3グリーンの読み方を写真を交えてその方法をわかりやすく解説。ラウンド当日の練習方法も、5分間~20分間の練習時間別に紹介。パッティングは、グリーンの傾斜を読む力、その感性を育むために必要な基礎技術をこの本で体得していただきたいと願いながら書きました。技術と感性が向上し、スコアアップに、そしてゴルフのおもしろさアップにつながりましたら幸いです。

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