ダメな組織をどう立て直す?『ザ・シェフ』味沢匠に学ぶ、反発する部下を変える「背中で語る」マネジメント術

天才シェフが美味しい料理を作ってハッピーエンド、だけではないのが料理劇画『ザ・シェフ』の深いところです。

第10話「執念②」では、崩壊寸前の店の厨房を立て直すため、味沢匠が取った「ある行動」が描かれます。リーダーや管理職必見のマネジメント術を紐解きます。

反発する現場には「圧倒的な背中(実力)」を見せる

味沢は店の立て直しのために呼ばれたものの、現場の料理人からは「邪魔だ、どけッ!!」と完全に敵視されています。

しかし、味沢は言葉で説伏せようとはしません。

自ら厨房に立ち、一口味見をしただけで他の料理人が「ど…どうしてこんな味が出せるんだ!?」と驚愕するほどの圧倒的な実力を見せつけます。

言葉ではなく、プロとしての結果で現場の空気を変えていくのです。

後継者が育った瞬間に身を引く「去り際の美学」

味沢の真の目的は、自分がずっと料理を作ることではなく、店の料理人を「自立」させることでした。

彼は電話で「あの状態の店で私の後釜がやっていける条件が整った以上、私は長居をしたくない」と語り、店を去る決意を告げます。

彼が去った後、本来の料理人が「こ、こうなった以上あなたにシェフをやってもらうしかないわね」「お…俺が…!?」と覚悟を決めるシーンは、最高のバトンタッチと言えるでしょう。

まとめ

手取り足取り教えるのではなく、自らの仕事への「執念」を見せることで、残された料理人の心に火をつける。

味沢匠の不器用ながらも確実な人材育成術は、現代のビジネスシーンにも通じる大きなヒントが隠されています。

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<第1話:幻の料理人①>を読むにはこちらから
https://love-spo.com/article/the-chef_001

『ザ・シェフ』次回へ続く!

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【書籍情報】
『ザ・シェフ』
原作:剣名舞
劇画:加藤唯史

法外な報酬を要求するが、依頼人の希望に応じて料理を作り上げる天才シェフ・味沢匠(あじさわ・たくみ)の活躍を描いた料理劇画。石油産出国であるパミール王国でその全権を握る大臣は、外務省関係者がもてなす帝都ホテルの晩餐をほとんど食べ残して帰る。そこで「幻の料理人」と呼ばれる天才シェフ・味沢匠が、大臣を満足させる晩餐を作るように依頼されるが、味沢はその報酬として500万円を提示して……!?

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